Windows Updateで4月末から5月頭に掛けて配信された新元号対応パッチ、それの副作用と考えられる問題が5月の品質更新で解消されたのが確認できたのでご報告です。
症状
以前の新元号対応パッチ適用についての話、
この記事で「このパッチ適用後にOffice表示が崩れる」と記載していました。
プロポーショナルフォントを使っていると割に崩れる傾向でした。等幅フォントに変えると起きにくいような感じ。
こんな感じで要因はフォント次第なのか?と思っていましたが、どうやら「KB4495667」(バージョン1809の場合)が原因だったようです。
解消は5月の月例
結論から言うと、Windows Updateで解消しました。(2019年5月定例)
前述のバージョン1809の場合、「月例更新「2019-05 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1809 の累積更新プログラム (KB4494441)」が適用されていればこの症状は発生しなくなります。※この月例更新KB4494441は2回適用動作が発生して再起動が2回要求されますので、きっちり適用完了の確認が必要です。ただ、2回適用される動作は正常動作ということになっています。
1803なら「KB4499167」、1607(LTSB2016)なら「KB4494440」を適用すればこの症状は発生しなくなる、ということの模様。
実際Excelを確認すると
フォントはメイリオで表示崩れが発生していた箇所はフォントにメイリオを使っていたのですが、
こんな感じで解消しました。以前の表示が
こうなっていたのですが、表示は解消。(※同じ画面じゃないのは、イロイロ弄くってしまったので、症状が発生していた状態をそのままにしていたシートが残り少なくなってしまったという事情)
この症状って、MS"P"ゴシックとかIPA"P"明朝とかのプロポーショナルフォントでよく起きており、MS 明朝や游ゴシックでは発生していなかったという側面があります。MSのサポートでもフォント変更しておくという対策は発生当初には案内されていました。
実際そういうこともあって、ひとまず普段あまり使わない「源ノ角ゴシック JP Normal」にしてその場しのぎとしていたこともあります。
ようやく、これで新元号対応パッチ関連は問題が落ち着いてきたかなぁ、という印象があります。
おまけ:未確認だけど…
5月20日にまたアップデートが自動適用されているのを発見。
まだよく調べてないけど、どうもInternet Explorer 11またはMicrosoft Edgeの更新プログラムの模様。ん?でも第二定例じゃないような…。GWだから?