treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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2019年10月のWindows Update

月例更新のWindows Update、2019年10月の適用のご報告です。
今月も、適用にはそれほど問題はなく、適用後もマズマズ動作しているかなという感じが。

Windows 10

Windows10の更新は平和。
1709はサポート終了し、1803のサポート期限が来月(11月12日)に迫っているため、いったん不具合も落ち着いている1809環境に統一した関係もあってか、あまりバタバタすることもなし。

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すんなり適用完了です。

「2019-10 .NET Framework 3.5、4.7.2 および 4.8 の累積的な更新プログラム(x64 向け Windows 10 Version 1809 用)(KB4524099)」

「2019-10 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1809 の累積更新プログラム(KB4519338)」
の二つが月例更新で適用。
画面下のほうでは恒例の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール x64 - 2019 年 10 月 (KB890830)」も表示されていました。

おっと、余談ですが三行目の「2019-10 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1809 の累積更新プログラム(KB4524148)」ってのが10月4日に適用されていますが、IEのセキュリティ問題で手動でアップデートした(https://blog.treedown.net/entry/2019/09/25/010000)更新プログラムの自動更新版です。IEの修正に累積更新プログラムを定例外で配信って…、どうかなとは思います。

LTSC(旧LTSB)の1607も無事適用完了。

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画面取得時点では再起動待ちだけど。

Windows8.1

安心と信頼のWindows8.1、と思っていましたが、今月はちょっと気になる動作が。
細かいことですが、自動更新に任せた場合の更新プログラムの適用順がPCによって相違したのが気になりました。

Windows 8.1の自動更新が動作したあと、再起動が促されるのですが、その再起動で更新プログラムが適用されたあとで、再度更新プログラムが一つ適用されます。(ここまでは先月と同様の動作をしています。)

しかし、再起動後にもう一回適用を促される更新プログラムが、PCによって違っていたのが多少気になってしまいました。(動作上の影響はないだろうと推測していますけど)

あるPCでは先月と同様に、月例の更新プログラムの適用が完了⇒再起動実行後、再度サービススタック更新プログラムの適用を促されてました。

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再起動後に適用したのが、
「2019-10x64 ベース システム用 Windows 8.1 サービス スタック更新プログラム (KB4521864)」とある箇所。
これは先月と同様の動き。サービススタック更新プログラムで再起動は要求されないので、再起動は一回だけ。

しかし、もう一台では、自動更新で月例更新であるマンスリー品質ロールアップの適用前に他の更新プログラムと一緒にサービススタック更新プログラムが適用されています。

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で、更新プログラム適用後の再起動が実行されてからやってきたのが「2019-10 x64 ベース システム用 Windows 8.1 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ(KB4520005)」です。
当然ですが、一回目の更新プログラム適用時に再起動を要する.NET Frameworkの更新プログラムがあるもんですから、再起動は必然的に二回実行しなきゃいけない、という。

それなら、もう一台あるから、多数決でどっちが正しいかやってみようということで、試すと、

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適用は、サービススタック更新プログラムが後、

ならばと適用

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完了後、確認すると、

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うーん、コッチが正しいのかなぁ…。
サービススタック更新プログラムって月例更新プログラムの適用前提条件となることが多いので、適用順にはかなり問題が潜んでいることがあるってことで多少心配ですが、ひとまず今月は終了、ということになります。

Windows7

Windows7は特に気になることはなし、でした。

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サポート期限切れ間近と言うこともあって台数も減っているし。先日のWindows Server 2008のように手間が掛かるようになっているのもありますし。

Adobe Flashがない?

Adobe Flashの更新プログラムが来ていません。
ん?不自然だな、と思ったのですが、どうも10月9日の月例更新の時点ではAdobe Flashは更新がリリースされていない模様。
10月9日に確認したら、リリースしている最新のバージョンは

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「Flash Player 32.0.0.255」と記載されており、先月(9月)と同一バージョンであることが見て取れました。

今月はFlashないのかなぁ…、はたまた遅れてくるのかなぁ…、一応情報収集のアンテナは張っておいたほうがよさそうだと思いました。