treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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2019年9月のWindows Update

9月11日(日本時間、現地では10日)はWindowsUpdateの日。今月も適用をやってみた結果をご報告です。
今月も順調に終わってくれるといいなぁ。(今のところ順調)

Adobe Flashの更新が来たが恒例のアレが来ない?

今月は先月リリースの無かったAdobe Flashの更新がWindows8.1&Windows10に来ました。(多分セキュリティアップデートが無くて機能更新だけだったから、Windows Updateで配信されなかったんだろうなと推測)

けど、今月は「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」が各OSで配信されていないようで、どのOSでも適用に「悪意のあるソフトウェアの削除ツール 2019年9月(KB890830)」って表記が出てきませんでした。

WSUSでも確認してみましたが、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール 2019年8月(KB890830)」までしか表示されていないため、どうやら9月は配信がないか、遅れてやってくるんじゃないかと推測。適用されていない状態が正しいと判断しました。

Windows10

すんなり適用Windows10。
いずれも適用から一日様子を見ているだけですが、特に問題は起きていません。
バージョン1809から適用を始めましたが特に問題も無く適用完了。

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お決まりの累積更新プログラム(KB4512578)に.NET Frameworkの更新(KB4514601)とAdobe Flash(KB4516115)の三点セットです。今月のベースになる三点セット。
同様に、バージョン1803も

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特に問題なく終了、いやあ今月は平和で助かります。
バージョン1607(LTSBの2016)でも

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Officeが含まれていますので長くなっていますが、問題なく終了(というか自動更新が動作して勝手に終わっていた)しています。
こっちだけ更新プログラムにサービススタック更新プログラム(KB4512574)があります。
Windows7やWindows8.1のような旧OSには毎月サービススタック更新プログラムの適用が月例更新に含まれているので、最新でないWindowsにはもれなくサービススタック更新プログラムが配信されるのかな、と思いました。

Windows8.1&Windows7

Windows7は先月Symantec絡みの問題があったものの無事更新ができて、今月は特にそういった問題もなく完了。

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OSのセキュリティ更新(&品質ロールアップ)と.NET Framework関連のセキュリティ更新、といつものセット。
そしてWindows8.1、こちらも特に適用でエラーが出ることなく無事完了。Windows7のセットに加えてAdobeFlashの更新。やはり枯れたWindows8.1は安心と信頼。

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Windows8.1は2台あって2台とも同じ動きをしていたのですが、月例更新プログラムを適用した後で再起動を促され、その再起動が終わった後で、もう一回更新プログラムの適用が走ります。

その更新プログラムが「2019-09x64ベースシステム用Windows8.1サービススタック更新プログラム(KB4512938)」です。
サービススタック更新プログラムは更新プログラム適用の前提となる更新プログラムという位置付けですが、月例更新プログラムの適用後にサービススタック更新プログラム適用が実行されるようです。次回の更新プログラム適用の準備として前月のサービススタック更新プログラム適用が走っているのかな?と解釈。

Microsoft Update Catalogからダウンロードして手動適用しているケースではサービススタック更新プログラムを先に適用してしまい、セキュリティマンスリー品質ロールアップやセキュリティ更新プログラムが適用に失敗するっていうケースもネット上では散見されます。適用には注意が必要なのかも。