treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

※https化しました。その影響でしばらくリンク切れなどがあるかもしれませんが徐々に修正していきます。 リンク切れなどのお気づきの点がございましたらコメントなどでご指摘いただけますと助かります。

2019年12月Windows Update

2019年最後のWindows Update。
特に失敗もなく適用自体は完了しました。
まだそれほど経過観察はできていませんが、今月は大丈夫そう。

Windows10

全バージョン共通となるのは、
悪意のあるソフトウェアの削除ツール 2019年12月(KB890830)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/890830/remove-specific-prevalent-malware-with-windows-malicious-software-remo

その他、個別のバージョン毎に更新プログラムの適用を実行しました。

■バージョン1903
前回アップグレードしてしまった動作確認用の環境

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2019-12 Cumulative Update for .NET Framework 3.5 and 4.8 for Windows 10 Version 1903 for x64(KB4533002)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4533002/kb4533002-cumulative-update-for-net-framework

2019-12 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1903 の累積更新プログラム(KB4530684)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4530684/windows-10-update-kb4530684

■バージョン1809
保守的な方の環境

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2019-12 .NET Framework 3.5, 4.7.2 および 4.8 の累積的な更新プログラム(x64 向け Windows 10 Version 1809 用)(KB4533094)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4533094/kb4533094-cumulative-update-for-net-framework

2019-12 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1809 の累積更新プログラム(KB4530715)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4530715/windows-10-update-kb4530715

1809と1903で違いは(あまり)なく、.NET Framework関連の更新プログラムとOSの累積更新プログラムの二種類だけの適用になりました。

細かいところをでは1903では「2019-12 Cumulative Update for .NET Framework」と表題が始まっているのに、1809では「2019-12 .NET Framework」と表記されていて、同じ更新プログラムなんだろうけど、ちょっとなんだか…って思ったくらい。

11月に来たFlashの更新は今月はないようです。Windows10の累積的な更新だけの配信でした。
※本家AdobeサイトではFlash Player 32.0.0.303のリリースが12月10日のリリース日で公開されていることを確認、セキュリティアップデートではないためWindows Updateでは配信されないということと推測。
※Adobe公式のリリースノート
https://helpx.adobe.com/jp/flash-player/release-note/fp_32_air_32_release_notes.html
によれば、「重要なバグ修正が適用されています」とのこと。適用しておいてもよさげ、ということで個別に配布。

Windows 8.1

Windows10とラインナップ自体はそれほど変わらず。

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2019-12 Windows 8.1 および Server 2012 R2 (x64 版) 用 .NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ (KB4533097)
http://support.microsoft.com/kb/4533097

2019-12 x64 ベース システム用 Windows 8.1 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4530702)
https://support.microsoft.com/help/4530702

悪意のあるソフトウェアの削除ツール x64 - 2019 年 12 月 (KB890830)
http://support.microsoft.com/kb/890830

三種類適用ですんなり完了。

気になったのは、サービススタック更新プログラムの適用がなく、更新プログラムの確認をクリックしても検出されず。
11月には「2019-11x64 ベース システム用 Windows 8.1 サービス スタック更新プログラム (KB4524445)」というように、これまでは毎月更新プログラムの適用完了後にはサービススタック更新プログラムが配信(検出)されてきたのですが、検出されず。
他にも数台あるWindows8.1を全て確認したけども、サービススタック更新プログラムは配信されておらず、どのWindows8.1PCでも同じ適用内容となっていました。
遅れてくるのかなぁ、と思いながら、配信日時点ではどうしょうもないので、そのまま作業終了。

Windows7

起動したら、久々にサポート終了メッセージが表示されました。

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来月終了だし、PRに余念がないですね。リンク先も先月

延長戦:2019年11月のWindows Update-Windows7 - treedown’s Report

の時と同様のページにジャンプしますが、画像はThinkPadっぽいPC写真だった前回と違いますし、前々回<Windows7のサポート終了通知が来た - treedown’s Report>の画像とも違っています。盾に×印でよりいっそうWindows7ユーザに危機感を持ってもらおうという意図のアイコンに見えました。
11月と12月に連続でこのメッセージが表示されているので、来月も終了月ということで何か表示されそうです。(※一説には青バック画面で終了通知が来るらしい)

今年最後でWindows7としては最後から二つ前となるWindows Updateは無事終了。

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悪意のあるソフトウェアの削除ツール - 2019 年 12 月 (KB890830)
http://support.microsoft.com/kb/890830

2019-12 Windows 7 用 .NET Framework 3.5.1、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ (KB4533095)
http://support.microsoft.com/kb/4533095

2019-12 x86 ベース システム用 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4530734)
https://support.microsoft.com/help/4530734

2019-12x86 ベース システム用 Windows 7 サービス スタック更新プログラム (KB4531786)
https://support.microsoft.com/help/4531786

こちらは四つの更新プログラム、サービススタック更新プログラム以外の三つを適用後、再起動して再びWindows Updateの検出からサービススタック更新プログラムが検出され適用、という流れでした。Windows8.1では配布されていない(ような動きをする)サービススタック更新プログラムですが、Windows7はちゃんと適用されました。
あと、先月適用失敗となって配布が中止された悪意のあるソフトウェアの削除ツールも今月のWindows Updateではしっかり適用、最後の最後で適用はすんなり完了してくれているような感じがします。