MS-IMEの変換結果が定期的に変になるので、有償のATOKに切り替えてみた、という話のご報告です。
結論を言えば、月額300円程度の価値はとても感じています。
MS-IMEに辟易して早数年…
簡単な単語の変換に苦労するIME、という環境になってから数年が経過していました。
一番ウンザリしたのは、2016年~2017年あたり、Windows UpdateでIME関連のアップデートが動作してしばらくしてからのこと、変換で「~○○です。」と入力して変換して確定させるときに、「~○○でス。」と変換されるようになってしまい(原因は不明)文章を入力するたびに変換結果に過敏になる日が続きました。
それでも間違い続けることが続く状況で、学習結果をクリアしたり有効化する辞書を調整したり、あれこれとやってみたものの、しばらくすると変な変換結果がポツポツと増えてくるという状況に「なんかやだなぁ…。」と思う日々を過ごしていました。
うーん、スムーズに日本語入力ができない日本語入力システムってなんなんだろう、そう思ったところからATOKを導入してもいいかな、と思うようになってきました。
で、漠然とそう考えてから一年くらい経過した最近に、月額286円(税別)で10台までATOKがインストール可能になる「ATOK Passport」の存在を知って、契約してみることにしました。(かなり今更なところもありますが)
導入の順番
順番は簡単です。
1)Just MyShopに入会する
2)ATOK Passport申し込みしユーザ登録を完了させる。
3)ATOKをダウンロード⇒インストール
Just MyShopというのは、オンライン決済をするために登録する個人情報とID発行になります。以前(2001年までは)ATOK Pocketの製品ユーザだったので、そのとき登録していた情報が残っています。そのままIDを紐付けしてあっさり完了できました。
「製品登録日:2001/04/29」
と表記された並びに
「製品登録日:2019/03/04」
と表記されていて、18年越しにATOKに舞い戻って参りました感をしみじみ感じます。
IDを作成後にATOK Passportを登録し、支払い情報を登録したら申し込むのですが、申し込む際にプレミアム版かベーシック版かをあらかじめ選んだ状態で申し込みボタンをクリックしないと、狙ってないほうのプランを契約してしまうかもしれません。画面はよく見た方がよさそうですね。
※ベーシック版を契約しようと思ってたんですが、間違えてプレミアム版を契約しそうになってしまいました。
インストール後、OS再起動が必要になります。
OS再起動後に「ATOKスタートアップツール」のようこそ画面が表示されます。
ようこそ画面で設定する初期設定
ようこそ画面までたどり着いたら、ようやくATOKを利用するまであと一歩のところまで来ています。
初期設定も兼ねているため、どんな初期設定をしたか忘れないように備忘録的に貼り付けておきます。
ここ↓からスタート
入力スタイルの設定です。
当然ですが、ローマ字入力にしました。
次に引き継ぎ元となるFEPを選択、(といってもMS-IMEしかないけど)
「登録単語を引き継ぐ」のチェックボックスをONにした状態で次へ進めます。
設定の確認画面となります。
実行ボタンをクリックして次に進めます。
実行中…
完了しました。
せっかくなので「ATOKを通常使う日本語入力システムにする」を有効化した状態で画面を閉じます。
使ってみて
昔にMS-IMEから乗り換えを検討して体験版を使ってみた時は操作に慣れず、今ひとつメインでATOKを使うような気になれなかったのですが、いざ今回使ってみた感触としては、IMEから移行してくるユーザを意識した使い勝手の改善が見られます。
昔の乗り換え検討時に使ったときの感じはMS-IMEと使い勝手が違い、操作が変わってしまうことで誤操作を何度もやってしまったものですが、近年のATOKはそういう操作面においてもMS-IMEと同じような操作を設定で実現しています。MS-IMEユーザが逃げ込む先としてATOKが選ばれた結果でしょうか?
以前挫折した操作面には何の問題もなかった点が大きなポイントになりました。
変換中にバックスペースキーで削除したり、変換中に半角/全角キーを押下したときの動作がMS-IMEと多少異なる動作をしますけども、些末な違いでございまして、それよりもMS-IMEで変換のストレスをためている現状を考えればMS-IMEからATOKは非常によい置き換えになったと満足度が高いです。
元々日本語のの変換には定評があるATOKなので、素早く正確な文章をキーボード入力する目的にはしっくりくるなぁ、と、使ってみて思いました。
これからしばらくATOKをメインに使ってみようと決めました。