treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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昔話:ブラウザとの出会い

以前「ブラウザ競争が終わると感じた日 - treedown’s Report」で、Microsoft EdgeがライバルGoogleの開発したChromiumベースに移行するという報にふれ思ったことを書いてるうちに、
「そういや、自分はどんなブラウザ使ってたっけ?」と思い振り返ってみました。

内容は個人的に目の前にあったブラウザだけの話です。印象の話が多く、厳密には異なることもあるかもしれませんがご容赦ください。

昔話:けっこう昔のブラウザ

昔はNetscape NavigatorとInternet Explorerに二大ブラウザでシェア争いが起こっていました。その他のブラウザはマイナーという位置づけであり、マイナーなブラウザを使う意味も用途によってはありましたが、それでもどっちかを選ぶ人が多く、Windowsに標準で備え付けられていたInternet Explorerを(選択せず)使っている人も多かった時期です。
※ちなみにNetscape CommunicatorもNetscape Navigatorと同義とします。
学生の時代には学校の先生が
「アイイー(Internet Explorer)など邪道だ、ネスケ(Netscape)こそ(使うべき)Webブラウザだ」
などと言っていたのを思い出します。

数年後、就職して会社の環境ではSolaris(Sun OS)を使っていたときには、SolarisのGUIの標準ブラウザがNetscape Navigatorだったこともあって、WindowsならInternet Explorerを使う、UNIXのGUI環境ではNetscape Navigatorを使う、というようなイメージで使い分けていました。

このころはまだ、高速リリースサイクルなんて言葉もなく、ゆるーい感じでアップデートが提供されていたような記憶があります。

Windows95のメインブラウザとして提供されたInternet Explorer4の時代から現在のInternet Explorer 11に至るまで、(OS付属という気軽さもあって)この時期からずーっと使い続けることになります。

Netscapeが脱落しFirefoxとなる

そんなシェア争いからNetscapeが脱落します。無償化を発表後もシェアが回復することなく、オープンソース化したNetscapeは次期バージョンのリリースのニュースが報じられなくなります。なんとなくフェードアウトした感のあるNetscapeの後継ブラウザとして(正式な後継ではないけど)Firefoxが世に出てきます。
Firefoxいいよ、っておススメする記事を見るたびに気になっていって時期があります。その頃はInternet Explorerはバージョン6で、どんどん動作が遅鈍化していました。
でも社内システムはInternet Explorerしか使えなかったのがあって、両方使い分けるか、Internet Explorerを使うしか選択肢がないような時代でした。あと、会社のPCに自由にアプリケーションをインストールしちゃダメ、って風潮がでてきたのもこの辺の時期だったので、なおさらFirefox使ってみたいなぁ…と思いつつ、Internet Explorerを強制されるような環境だったように思います。

ちなみにCLIEでNetfrontというマイナーブラウザをPHSのPIAFSで主に使っていたのもこの時期でした。

Operaと出会う

そのうち、世の中にスマートフォンというデバイスが誕生してスマートフォンでWebサイトを閲覧するようになりました。
スマートフォンを使い始めのころ、ギークな後輩から
「ブラウザでお悩みですか?Opera最強ですよ。使ってみたらどうです?」
と勧められて使い始めたのが当時第三のブラウザと呼ばれていたPrestoベースのOperaブラウザです。
その軽量なOperaブラウザは動作も早くスマートフォンではベストな選択肢に思えて、しばらくはスマートフォンでOperaを使っていました。その内PCでもOperaをサブブラウザとして使うようになりましたが、WebKitに移行して(Blinkエンジンになって)からしばらくし提供元のOpera Softwareが別の企業に買収されたあたりから、なんとなく使うのを止めてしまいました。

この時期くらいからFirefoxをメインブラウザで使い始めて、Operaをサブブラウザとして使用するようになっていました。そのうちFirefoxはESRを使うようになり、現在に至っています。

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ESRくらいのリリーススピードで個人的にはちょうどいいくらいのスピード感です。

Vivaldiのベータ版に出会う

Operaの中心メンバーがVivaldiという新しいブラウザを開発している、というネットニュースを見て、さっそく試してみることにしました。
その時はInternet ExplorerとFirefoxを使い分けていた時期ですが、VivaldiがメインのWebブラウザで使えるようになるなら乗り換えてもいいかな、と思ってベータ版から使い続けて現在にいたります。

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2018年に同期機能が実装されて、PCだけならもう遜色ないところまで来たように思います。
あとはスマートフォンでPCで使ったVivaldiと同期できればVivaldiメインでもいいかなぁ、ってところまで来ていますね。

で、現在は…

メインでFirefoxを使いつつ、Vivaldiをサブのブラウザとして利用する現状です。
今年の後半くらいから徐々にVivaldiの使用比率が上がってきました。
極一部にInternet Explorerを強要されるWebサイトがあるのでそのサイト以外ではInternet Explorerは使わなくなりました。

Chromeはなんとなく使ってなくて乗り遅れた感があるものの、ChromiumベースのVivaldiを使っているから今更Chromeを使わなくていいかな、という感じはしている昨今です。