treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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ブラウザのホーム画面を空白画面にする

ちょっとしたブラウザのTIPSの話。
知っている人には常識と言われる<about:blank>を使った話です。

ブラウザを間違って起動⇒長い

「Internet Explorerを間違って起動してしまうと、起動が(正確には起動時に自動的に開くホームページの読み込みが)遅くて困る。」

「間違って起動後すぐに消そうとしても、デフォルトのページ読み込みが完了するまで反応してくれない。(そしてそれが遅い)」

なんて話があります。
もうInternet Explorerは使わない方が…、というのは世の中の流れですが、とはいえ、今しばらくInternet Explorerと付き合っていかないといけないページが存在するというのも事実としてあります。

それならば、と、せめて間違って起動した際にはすぐ閉じられるようにしますか、ということで対処しました。

事情

Internet Explorer起動時にデフォルトで表示されるのはMSNのトップページ<https://www.msn.com/ja-jp/>でした。これ自体は特に害のあるページというわけでもありませんが、広告も多くInternet Explorerのようなレガシーなブラウザでは多少表示に引っ掛かりを感じることもあります。

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PCのスペックによっては、この表示がなかなか完了しない、ということもあるようです。
じゃあ低スペックPCを買い換えれば…、という考え方もあるのですが、Internet Explorerで表示するサイトを延命するだけの目的で古いPCを使っている、というような環境では既にそれなりのスペックのPCにメインの環境は乗り換えており、あくまで「レガシの互換性維持のためだけに低スペックPCを残してある」というケースもあるようです。

Internet Explorerを使わなきゃいけないサイト、というのもインターネット上には減ってきましたが、イントラWebサイトは掛けられる予算にもよりますので、費用見合いになってしまいます。

せめて、間違ってInternet Explorerを起動したときに、素早く閉じられるようにするには、起動が速くなればいいのかと考えました。

「about:blank」を使う

そこで、「起動時にページの読み込みをしないようにする」という手を試してみました。
間違って起動したときに、ホームページに設定してあるURLを読み込み、画面に表示しようとします。
このホームページの読み込みと表示に時間が掛かる⇒閉じるボタンがすぐには反応しない、ということはあるのかなと思いました。
そこで、インターネットオプション(inetcpl.cpl)を開き、トップページの表示を

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このように「about:blank」に変更しました。
ついでに、スタートアップ欄にある「ホームページから開始する」を選択して、起動時は常に「about:blank」になるように設定します。

こうすると、

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Internet Explorer画面は空白の状態で起動するため、多少起動時間はましになりました。

レガシ維持のための環境ということですし、ひとまずこれで様子見。