以前の記事「ThinkPad T61のプチフリーズな症状を検証」で思ったことをご報告。
なんとなく頭の中にあったことをそのまま書き出したので、そんなに誰かの役に立つものか?と思いましたが、そのままブログにアップ。
ThinkPad T61のWindows10
同じThinkPad T61である7658-A37(14インチのA4サイズThinkPad)ではWindows10でInBoxドライバで認識し、特に利用上の問題はなかったけど、同じT61でも6463-5BJ(15インチのA4サイズThinkPad T61)ではWindows10で問題が起きる、NICのドライバが問題だろう、という結論でほぼ決定、
同じT61でも違うんだなぁ、ってことで。
※意外と忘れがち
デバイスは違えば動作が違う、というのは当たり前ですけど、同じThinkPad T61でもデバイス(部品)のドライバが相違するんだから違って当たり前か、というのは改めて感じました。同じT61だからどっちもWindows10化しちゃってもいけるだろう、なんて考えてましたが浅はかでしたね。
ちなみに前述のThinkPad T61である7658-A37(14インチのA4サイズThinkPad)はWindows10化して引き継ぎなしのクリーンインストールした状態で特に問題なく1803までのアップグレードを順次実施して現在も特に問題なく動作しています。
Windows10の無償アップグレード
ちょっと話は横道にそれますが、2016年にWindows10の無償アップグレードを実行した元Windows7のPCが2台あります。
機種はThinkPad T420s、Windows7からの無償アップグレードを実行してWindows10化したものが2台ありますが、それぞれ、すべて引き継いでアップグレードしたPC×1台と、引き継ぎなしのクリーンインストールでWindows10化したPC×1台で動かしています。
片方がCore i7で片方はCore i5という違いがありますが、その他の部分はほとんど同一のPC2台。
両方とも実用面は問題なく動作していますが、引き継ぎアップグレードした方は過去のドライバやThinkVantageアプリケーションがそのまま動作しているのに対して、クリーンインストールの方は省電力マネージャをはじめとした過去のThinkVantageアプリケーションはほとんど動作しないため、Windows10のアプリストアからのアプリに頼ることにになっています。
クリーンインストールのWindows10ではLenovoVantageでのバッテリ制御しかできませんし、タスクバーの表示はLenovoバッテリゲージしか使えません。
一方で引き継ぎアップグレードでは自動的に既存のデバイスやアプリケーションに対してデジタル署名が無効化(正確には例外対象としてOSに登録される、ということらしい)されるため、古い省電力マネージャでもWindows10ですんなり動作して現在数年経過となります。
※今となってはデジタル署名が不具合を発生させる一つの要因となっていることもあるので、既存のデバイスやアプリを例外として登録してくれた引き継ぎアップグレードのほうが以前のThinkVantageアプリケーションを動作させたWindows10環境と言う意味では使いやすいような気も…いや独り言です。
同じ無償アップグレードを実行したThinkPad T420sながら、その使い勝手は無償アップグレード時の実行方法によってガラッと異なるような状況になっています。
同じデバイスながら、どういうWindows10構成にするかによって、使い勝手が大きく変わる、という一面もある、そんなOSがWindows10という一面なんだなぁ、ということを改めて実感しました。