Windows10になってから、Windowsの各種設定画面がやや迷走気味のように個人的には感じています。
ふと発見した変化を元に、思ったことをご報告。
迷走気味なコントロールパネル
Windows8でスタートメニュー廃止、というところから始まって、設定画面が複数になったり、Windows7で存在していた設定画面が廃止されてしまったり、WindowsというOSの設定画面はこのあたりからやや迷走気味に感じています。
傾向としてはWindows8からコントロールパネルとModern UIの両方に設定画面が用意されていて、段階を経るにしたがって改廃を繰り返した結果、設定への入り口となる画面や操作方法が迷走しているように感じたことがちょくちょくあります。
Windows10になってからというもの、設定画面への操作方法が大型アップデートの度にマイナーチェンジすることも珍しくなくなっています。
発端は
Windows10の1803を確かめている環境で、タスクバー上でふと今まで右クリックして起動していた「ネットワークと共有センターを開く」の箇所をクリックしようと思ったら、違う表記にかわっていました。
今までは、
この画面を開くのには
タスクバー上のネットワーク接続を示すアイコンを右クリックすることで画面が開いていましたが、
テスト的に稼働させているWindows10の1803環境で右クリックの表記は、
「ネットワークとインターネットの設定を開く」にかわっていました。いつからの変化かはちと分からないのですが。
これを選択すると、
見慣れた「ネットワークと共有センターを開く」ではなく、Windows10の設定画面(昔側じゃない設定画面)が表示されるようになっていました。
こりゃあ、いよいよだな…。
思ったのは「徐々に従来のコントロールパネルを廃止していく方向で大型アップデートでちょっとづつ変更いれているのかな?」と思いました。
例えば、WindowsというOS上でWiFiのSSIDを手動で設定しようとすると、Windows7までは「ネットワークと共有センターを開く」の画面にSSIDを管理する画面が用意されていましたが、Windows8(8.1だったかも)ではこの画面が廃止されました。
ネットワークで言えば、パブリックネットワークとプライベートネットワークのネットワークカテゴリの切り替えもWindows7ではGUIで用意されていたのが、Windows8以降ではModern UI側の設定箇所を探す必要がありました。
この時は、設定箇所を探すよりPowerShellで実行する方法を覚えた方が早い、という結論に達して、PowerShellで実施することにしました。
PowerShellでネットワークカテゴリ変更 - treedown’s Report
コントロールパネル全般について、徐々に統廃合が進んでいくことになると思います。実際Windows10リリース時に「コントロールパネルはもうこれからのWindowsでは云々」みたいなことが言われていたような記憶もあります。従来からのコントロールパネルを廃止する方針はWindows10リリース時に(記憶の限りでは、)何かで目にしたような記憶があります。
とうとうその時がやってきているのかなぁ、と思いました。
※以下、私的な心のボヤキ
スタートメニューもそうなんだけど、変えなくていいんだけどなぁコントロールパネル、って思うのは私だけ?
いやいや、今までの慣れという学習コストがもったいない故の変化についていけないだけじゃないか?という心の声も聞こえてきましたが、個人的にはスタートメニューもコントロールパネルもPCで使う分にはWindows7のGUIでよくって、Windows8.1や10以降で提供されているコマンドラインから実行できる拡充だけ増やしてってくれればそれでいいんだよなぁ、ってシステム管理者的には思いました。
ボヤいてばかりでもしょうがないので、個人的な対策を考えてみようと思います。
結論を言うとコマンドラインから開けばいいんじゃない?ということで、ちょっとしたTIPSを次回以降で。