treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

※https化しました。その影響でしばらくリンク切れなどがあるかもしれませんが徐々に修正していきます。 リンク切れなどのお気づきの点がございましたらコメントなどでご指摘いただけますと助かります。

(2/3)コントロールパネルや設定をコマンドから開く

Windows10というOSにおいて、コントロールパネルの立ち位置が微妙な状況があります。
これをどうするか、考えたときの結論「コマンドで設定画面を起動すればいい」をご報告します。
自分用の備忘録かも。

コマンドプロンプトがあるじゃないか

前回「(1/3)コンパネや設定の画面の開き方で思ったこと - treedown’s Report」から、個人的に対策として考えたのは「やっぱコマンドだろう」という結論に行きつきました。
Windows7くらいからコマンドでコントロールパネルから選択できる設定画面を開くコマンドは結構充実していて、PCを何十台もキッティングするときはいちいちマウス操作をするのではなく、コマンド入力で設定画面を開く方が楽、という印象がありました。

Windows10でコントロールパネル(やその他の箇所)から開くことができる各種設定画面への入り口がなくなるのであれば、コマンドを覚えておいて直接その画面を開くのが手っ取り早いだろう、と言う結論です。

コマンドを覚えておく

そこで、よく使うコントロールパネルの画面(のコマンド)をココに記録しておこう、という主旨の内容。
個人的によく使うものだけ記録、全部知りたい場合には様々なサイトでこういった情報は公開されていますので、別のサイトを検索してみると新しい発見ができると思います。羅列したサイトは結構多いけど、実際どう使ってるというところを話題にしているサイトはあまり見かけないなぁ、ということでここで記事化。

なお、各種コマンドを実行する際には、「Windowsキー」+「Rキー」の組み合わせで表示される「ファイル名を指定して実行」から以下のコマンドを入力するのが便利です。

覚え方は「機能名か機能名の短縮形」であることがほとんど、サブメニュー的な場合には「機能名+設定対象名(の短縮形)」で覚えると覚えやすいです。

コントロールパネルを開く

コマンド:control.exe(controlだけでも開く)

コントロールパネルの画面、すべてここに集約されているので便利。どこから開けば分からない分からない時には「ファイル名を指定して実行」の名前欄に「control」と入力してEnterキーを押下すればOK。

f:id:treedown:20180828134602p:plain
さしあたりコントロールパネルの画面が廃止されるまではこれだけ覚えておくだけでもコントロールパネルの画面を見失わなくて済みます。

ネットワーク設定をするとき

コマンド:ncpa.cpl

個人的に一番使うのがこれ。静的IP(スタティックIP)の設定(IPv4/IPv6)をNIC別にするためにまず開く画面。ネットワークの調子が悪い時にNICをダウンさせて再度アップするようなときにもこの画面を開きます。

デバイス設定を見る・実施するとき

コマンド:devmgmt.msc

デバイスマネージャを起動する.mscコマンド。
ドライバのインストールやアンインストール、バージョン確認や状態の確認・管理にも使います。
キッティング時にマスターイメージとなるOSイメージを作っているときに一番使うコマンドです。

システム設定をするとき

コマンド:sysdm.cpl

システムのプロパティを開く。コンピュータ名の設定やユーザプロファイルの削除とかリモートデスクトップ接続の設定変更などで開くことが多い画面。
キッティング時に、OS展開後、各PCに一意のコンピュータ名を付けるとき、このコマンドを実行してコンピュータ名を入力しています。

Windowsファイアウォール設定

コマンド:firewall.cpl

Windowsファイアウォールのトップ画面を開く、名前そのまんまなので忘れないで済みますね。

IEなどのインターネットオプション設定

コマンド:inetcpl.cpl

インターネットのプロパティが開けるコマンド。Internet Explorer専用の設定画面かと思いきや、アプリケーションによってはWindowsのOS上でインターネットに関わる設定はここの設定値が(暗黙に)参照されている場合もあるから割と使うといえば使うことがあります。

エクスプローラカスタマイズ

コマンド:control folders

エクスプローラのリボンから「オプション」を選択した場合と同じような画面が開きます。拡張子を表示する・表示しないを切り替えたり隠しファイルを表示する可否を変更したり、とエクスプローラの表示面で何度も利用しました。

プリンタ設定

コマンド:control printers

プリンタ以外のデバイスも表示されてなんかゴニョニョできますけども、個人的にはプリンタの設定変更に利用する専用画面。
プリンタの初期設定とか不調時に状態確認とか、ダブルクリックしてプリントキューを確認・処理するとかで利用しています。

アプリケーションを削除するとき

コマンド:appwiz.cpl

プログラムと機能を一発で表示するコマンド。
これもキッティング時にアプリのアンインストールをするときに主に利用しましたけど、アプリのインストール自動化のテストをやるときにも多様します。テスト環境でいちいちマウス操作するよりはコマンド一発で起動する方が早い。

電源管理(省電力設定)するとき

コマンド:powercfg.cpl

コントロールパネル内の電源オプションを開くコマンド。
サードパーティー製の省電力ツールとOSの省電力機能の兼ね合いを見たり設定したり、というタイミングで利用します。
一番使っているのはキッティング時に高速スタートアップを無効化するために毎回一回入力するので覚えてしまった印象が。

さらに続きます。

ちょっとボリュームが多くなったので、コントロールパネルの中でも一段階下の階層にある「管理ツール」内に配置された機能は次回にまとめてご報告。