Windows10を評価する結果のご報告第二弾。
今日はThinkPad X200とT400を試してみました。
結果指紋認証デバイスでハマってしまったので記録しておこうと思いました。
今回はT400とX200
以前の記事:ThinkPad T61にWindows10インストール
の別機種版。
今回はThinkPad T400とThinkPad X200でWindows10をインストールし評価してみました。
結果、指紋認証が認識しないという状況に遭遇。(T400とX200で同じでした)
ThinkPad T400=7417-A35
ThinkPad X200=7457-4PJ
で確認しました。
まずOSであるWindows10をインストールし、Windows Updateを一通り完了させるとデバイスマネージャでは指紋認証デバイスだけが不明なデバイスとして残っています。
ここから長い確認作業のスタートでした。
成功パターン
とりあえず成功したパターンは、
Windows7用の指紋認証プログラムをインストールすると同時にドライバと.NETFramework(たぶん3.5)がインストールされ利用可能になる、というパターンでした。
さっそくダウンロード。
Lenovoサポートの「ドライバーとソフトウェアのダウンロード」ページから、「その他」にある「サポート終了製品」のリンクをクリックして、昔の機種のドライバ類が供給されているページを開きます。
機種を指定する「デバイスドライバファイルマトリックス」という欄で指定の機種を選択、今回はT400を選択する場合ですが、X200の選択の場合にはシリーズでThinkPad X Seriesを選択してThinkPad X200を選択すると、ダウンロードファイルの一覧が出てきます。
ページがリロードされて画面をスクロールしていくと、「Fingerprint reader」の項目を発見、Windows7用のLenovo Fingerprint Software for Windows hogehogeを選択します。WindowsOSのビット数だけ合わせる感じで。※ここでは64ビット版のlfs33250w764.exeというファイルをダウンロードしました。
ダウンロードしたファイルのプロパティ画面を開き、「互換性」タブの「互換モード」を選択、「Windows7」を選択してWindows7互換モードで動作するように設定
設定後インストールを開始、インストール画面が表示されます。(※互換モード設定をしないとエラーで終了(だったような記憶があります。)です。)
インストーラをずんずん進めていきます。
で、インストール。最終的に完了後再起動を促されますので、素直に再起動。
PCを再起動後、動作に必要とされる.NETFrameworkのインストールが要求されます。
画面に沿ってインストールを実行
インストール完了後、一応再起動しておきます。
完了すると、指紋認証ソフトウェアと指紋認証デバイスのドライバパッケージが追加されたのが確認できました。
欲しいのはドライバパッケージだけなのですが、指紋認証ソフトウェアをアンインストールするとデバイスドライバパッケージも一緒にアンインストールされてしまいます。このため、ドライバ単体でインストールすることができない、という結論に達しました。
悩みどころ
今回は評価のための確認ですが、実際に本番環境のインストールを実行するにあたって、Windows7互換モードでしか動作しないソフトウェアを入れておいていいものかどうか…うーん。悩みます。
ひとまず、要検討事項としてしばらく考えてみることに。
失敗例
検索して情報収集したときに、最初に当たったのが、Lenovoサポートページ。
https://support.lenovo.com/mn/ja/downloads/ds036923
Win8.1用のソフトウェアのインストールが必要っぽいな、どうせなら新しい方がいいだろう、と思って、Windows8.1用の指紋認証ソフトウェアをインストールするも、T400&X200では使えない(認識しない)インストーラだったらしく、デバイス認識せず、正常動作せず、でNG
それではとSystem Updateでドライバの検索を実行してみるも、更新はありませんよ、というつれないメッセージでNG
じゃあ、同じPCのWindows7で認識させたドライバファイルを、フリーソフトなどでバックアップしてWindows10に持ってくるとどうか、と思い試してみたが、エラーとなって認識せずNG
いろいろやってみたが、ドライバだけ認識させてWindows Helloを利用しよう、という目論見はあえなく失敗しました。