OSが起動しない、アレコレ調べるにも知識がないと限界はあるかもしれません。
今日はある1台のThinkPad T420sにインストールされているWindows7が起動しなくなった症状をご報告します。
その連絡は
「なんかパソコンが起動しないんですけど。」
と、電話で連絡を受けたある日の午後。
故障ですかね?電源は入りますか?
「電源は入りますね。電源入った後で、ThinkPadって画面いっぱいに表示されて、そのあと起動するはずのWindows7が起動してこないんですよ。」
ふーむ、じゃあ、正確にはOSであるWindows7が起動しないってことですか。
この時はWindows Updateでも失敗したのかなぁ、くらいの想定をしていました。
「うーん、なんかWindowsの起動に入らないんですよね。Intel Bootなんちゃらってのが画面に表示されて、それを延々繰り返しているんです。」
む?"Windowsを起動しています"とか"スタートアップの修復"という画面とかが表示されない?
「そう、PCを起動時に表示されるのはIntel Bootなんちゃらだけですよ。これどうしたら直る?」
…電話で何とか直せるような症状ではないようです。とりあえずWindows Updateは関係ないな、と判断。
対象の機器を私の手元にくださいという話になって、この時の電話は終了。
症状は
さっそく後日、実機を手元に取り寄せて動作の確認
まずはPC起動、起動後にUEFI(BIOS)はきっちり起動します。
この後のブートプロセスで、内蔵のSSDを読みに行くはずが…
画面上には、
Initializing Intel(R) Boot Agent GE v1.3.66
PXE 2.1 Build 089 (WfM 2.0)
という表示の後、
Press Ctrl+S to enter the Setup Menu.
と表示され、次の画面に。
画面が切り替わって、
Intel Boot Agent GE v1.3.66
Copyright (C) 1997-2010, Intel Corporation
CLIENT MAC ADDR: MACアドレス GUID:
DHCP./_
と表示されて、PXEブートを試行してしまいます。
内蔵SSDを起動デバイスとして認識していない?と思しき動きをしてくれます。
UEFI(BIOS)は起動するので、起動順をさっそく確認
Boot順を確認すると…
UEFI(BIOS)からブート順を確認すると、
?なんか見慣れないデバイス「SATAFIRM S11」という表記が内蔵SSDとして認識されています。
おかしいな…、と訝しむ、というのもその理由は、この内蔵SSDドライブはTranscendのSSDです。なので、「TSほげほげ」のような型番で認識するはず。
いちおう別のPCのTranscendの内蔵SSDを確認してみると、
と、こういう具合にHDD0ではTS128GSSD370S-(S1)と表記されていました。こういう表記になっていないといけないはずなんですが、「SATAFIRM S11」ってなんでしょね?
もしかして純粋にSSDが故障した?ということで、さっそく取り外してディスクチェックしてみることにしました。
ディスクチェック後
ディスクチェックしたら…
不良セクタ検出、という表示がウヨウヨ出てきました。
あー、故障ですね…。
結局はシンプルに「内蔵ドライブ(SSD)が壊れました」という話でした。
今回対象となったTranscendのSSD、TLCのリーズナブルな内蔵SATA用SSDなのですが、買ってからそれほど時を待たずして故障、という結論に至りました。
で、次の記事「Transcendの標準保証を利用してみた。」(予定)に続きます。