treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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SATA2.5インチ用HDDケースを購入

バックアップを取得する時用に、2.5インチHDDをUSB接続の外付けHDD化するケースを購入しましたのでご報告です。
Acronisでバックアップを取得するのに使います。

購入したのは

センチュリー製の安価なHDDケースを購入しました。発売開始から結構な期間が経過していますが未だに販売されています。

■シンプルBOX2.5 USB3.0+eSATA SATA6G (CSS25EU3BK6G)
https://www.century.co.jp/products/css25eu3bk6g.html

Amazonで3000円切る価格設定とリーズナブル。

ケース商品なので、中身としてマウントするHDDは別途自分で用意する必要があります。

HDDを取り付けする

早速余っているHDDを取り付けします。

パッケージを開いて、


内容物の確認を。


ケース本体とUSBケーブル、eSATAケーブルが箱に収められています。またUSB端子から電源を別途供給可能な電源専用のUSBケーブルも付属しているので、バスパワーで電力不足になった場合でも、このケーブルを使うことで電源の供給が可能という点が安心できるポイントになります。

さっそく同梱の説明書(紙面)の手順でHDDを装着しました。昨今PDFのマニュアルも多いのですが紙面のマニュアルはすぐに読めて助かります。


Acronis TrueImage WD Editionを使用するために、別のPCで使わなくなったWD Blue 320GB(WD3200BPVT)を使いました。

動機

この製品を選んだ動機は、Acronis TureImageのWD Editionを使用するために必要な要件を満たしているから、という理由です。WD Editionはハードウェアのユーザを対象としたTrueImageの機能制限版(の代わりに無償で提供)です。

出先でAcronis TrueImageでシステムドライブのイメージバックアップを取得、というのはシチュエーションとしては多いわけではありませんが、それでも全くないというわけでもなく、そういった使い方が出来るポータブルHDDが一台あると便利です。

Acronis TrueImage WD Editionを使用するためには「接続されているドライブのいずれかがWD製のドライブと認識している」ことが条件になります。WD製のドライブの接続が確認できないとAcronis TrueImage WD Editionが起動しません。

今回購入したHDDケースを使うと、Windowsからはケースでなく、"ケースに内蔵したHDDを認識する"という点がポイントです。

実際のプロパティ画面で確認してみます。

接続を確認する

USB3.0ポートで接続して、プロパティからディスクの状態を確認してみます。

パーティションやドライブのプロパティから、「ハードウェア」のタブをクリックすると、現在接続されているドライブのハードウェア名を一覧で表示することが出来ます。
この画面で、


このように、HDDケース(CSS25EU3BK6G)経由で接続しているWD3200BPVTがそのままWindowsから直接接続されているかのようにWD3200BPVTが認識しています。
これが、ケースの変換基板の名称になっていると、中身がWD製のドライブを接続していたとしても、Acronis TrueImage WD Editionからは「WD製品が接続されていないので起動出来ません。」というエラーを発して起動しないことになります。

例えば、TranscendのM.2 SSDをUSB化するケース<TS-CM80S>を接続すると、


このように、「StoreJet Transcend SCSI Disk Device」という具合にTranscendのケースの情報が接続情報としてWindowsからは見えているようになります。ちなみにこの中にはWD GreenのM.2 SSDを入れていますが、そのSSDの情報はWindowsからは見えていません。

この状態でAcronis TrueImage WD Editionを起動しても、


このように、WD製品がないとこのソフトは起動出来ない、という趣旨のエラーが表示されてしまいます。

しかしこれが、Windowsにちゃんと内蔵しているハードを見せてくれるHDDケース(CSS25EU3BK6G)なら、


このように内蔵(システム)ドライブがWD製でないSSD/HDDが使われているPCでも、USB経由でWDのHDDが接続されていることを認識するので、Acronis TrueImage(機能制限版)を利用することが出来ます。

直接ドライブ情報が見える方がいい

ここまでのように、余剰したSSD/HDDをUSB化するケースは便利なのですが、Windowsから直接ドライブが見えるケースと、Windowsからはドライブが見えず変換基板のメーカが見えるケースの二種類のケースがあります。

今回のようなAcronis TrueImage(機能制限版)を使う用途の場合、"Windowsから直接ドライブが見える(ようにしてくれる)ケース"が必要になります。これは使うまでは分からないので、ネットの情報などを頼りに自分で判別していくしかないので、(個人的には)購入時にはちょっと気にしているポイントになります。