今更Windows7?という感じもしないでもないですが、Windows転送ツールを使ってPCデータ移行をやってみるTIPSをご報告します。
まだ2020年まで後4年ありますから、Windows7同士で環境移行することもあるかな、と。
これ以降は、パソコン内のデータをPC-AからPC-Bに移行するときの操作、かつ両方ともWindows7を実行しているという前提の画面表示です。
とても簡単Windows転送ツール
まずは受け入れ先となるPC-Bのスタートメニューから起動してみましょう。
図:スタートメニュー
スタートメニューの階層を多少掘らなきゃいけないのですが、「アクセサリ」⇒「システムツール」⇒「Windows転送ツール」にたどり着けます。
検索してもいいかも。
Windows転送ツールが起動したらば、「次へ」をクリックして進めます。
転送方法を選択します。ここでは「ネットワーク」を使って転送しました。ちなみに同一サブネット上に両方のPCが設置されています。ルータは超えていません。
現在使用しているコンピュータの指定では「これは新しいコンピュータです」を選択します。データの受け入れ先のPCですので新しいコンピュータを選択します。
Windows転送ツールの有無について聞かれます。「今までのコンピュータでWindows 7を実行しています」を選択すればOKです。
Windows7は標準でWindows転送ツールがインストールされていますから大丈夫。
次の画面に
この画面まで来たら、いったん受け入れ先となるPC-Bの操作はお休み、データの移行元となるPC-Aで操作をすることになります。
説明書きを読んでみると、転送ツールキーを発行しましょうね、って書いてあります。
「次へ」をクリックすると
転送ツールキーを入力する画面になります。
移行元のPC-Aで転送ツールキーを発行する操作を実行し終わったら、再びこのPC-Bの操作に戻ってくることになります。
移行元PC-Aでの操作
同じようにWindows転送ツールを起動してウィザードを操作を開始します。
同じように画面を進めていきますが、
この「現在使用しているコンピュータ」の箇所の指定が相違します。
「これは今までのコンピュータです」を選択して転送元コンピュータだということをコンピュータに伝えましょう。
そうすると…
じゃあ、YOUこのキーいれちゃいなよ、という画面になります。
画面に表示されたキーをメモ。
再びPC-Bに戻って操作続行
再びPC-Bの画面に戻って先ほど入手したメモの転送キーを入力します。
入力すると
画面が進みます。
ちなみにこのタイミングで転送元のPC-Aでは「もうこっちは触らないでね」という表示に変わっています。
図:キー入力後のPC-Aの表示
以後は転送先となるPC-Bでデータ移行操作を実行します。PC-Aは処理完了までもう触ることはありません。
PC-Bで着々と画面が進んでいきます。
転送する対象データを確認してリストアップしています。
リストアップ完了するとこんな画面になります。
リストアップ完了後に移行したいユーザのデータをユーザ名を指定することで選択するのですが、要らないデータは除外したり、デフォルト選択されていないデータを追加したりする、というのもできます。その時は画面の「カスタマイズ」をクリックして「詳細設定」をクリックします。
たとえばFirefoxのデータを移行する場合、上図のようにチェックがついていません。
そこでチェックを付けてデータ移行対象にします。
FirefoxのProfileデータを選択したところで、画面を終了します。
画面が戻ります。
全部よければ転送スタート、「転送」のボタンをクリックします。
転送開始、転送完了までひたすら待ちます。
結構時間が掛かります。
完了すると、表示が変わります。
図:転送完了
転送された内容の確認、をクリックすると実際に新しいコンピュータであるPC-Bに送り込まれたデータの一覧を見ることができます。
図:転送確認画面
この画面の詳細をクリックすると各々の処理の詳細が見れるので、ドキュメントの詳細リンクをクリックすると移行データファイル一覧が見れますしテキストファイルで保存も可能です。
一方の新しいコンピュータにインストールするプログラムの一覧の確認というのは…
図:プログラムレポート
旧コンピュータと新コンピュータにインストールされているアプリケーションの違いが比較された結果が表示されます。
インストール忘れとかも確認できますので、あとでユーザから「○○インストールされてませんけど?」って言われることを防止できるかもしれません。
その時転送元PC-Aでは
こんな画面を表示して処理が完了したよ、ってことをお知らせしてくれています。
画面を閉じたら完了です。
使い慣れると、このWindows転送ツール、PC移行にとても便利で重宝しております。いちいちサーバの共有フォルダにバックアップするデータをフォルダ・ファイル別にアップロードしてダウンロード、っていう手間を一気にPC to PCで完了させることができる点が便利っす。(※なんで新しいWindowsでは廃止されたんだろう…?)
Windows7で統一されたPC環境を管理しているようでしたらば、Windows転送ツールは検証の価値ありです。