今日はAdobe Creative Cloud(以下AdobeCC)のライセンスの更新にあたり、契約数から減らすためのポイントについてご報告します。
主にライセンスを減らすタイミングがポイントになります。
Adobe Creative Cloudの更新
企業で AdobeCCを契約していると、法人向けのCreative Cloudグループ版という契約になります。請求書払いにして代理店経由でライセンスを入手するには法人ならグループ版一択です。ただグループ版でもコンプリートプランか単体プランかは選択できるので、別に不便はありません。
むしろ利用するユーザをAdobeID別にWebサイトから制御できるので企業内で利用するならグループ版ですね。
で、このグループ版の更新は、年一回年額を一括で支払うことになります。高価なソフトウェアなので使わなくなったり使う人が減ったりしてライセンス数量を減らす場合、ちょっと注意することがあります。
注意点=契約応当日
契約応当日がキーになります。契約応当日は契約が満了する日、と認識しておけばほぼ間違いないのですが、ライセンスを減らす場合にはこの契約応当日までに手続きしておくことがスムーズにライセンス数を減らして契約更新するための条件です。
例えば10Lから5Lに減らすとき、事前に減数したライセンス数で見積もりを取って社内で稟議を済ませておくことになります。
減数したライセンスで発注すれば、Adobe側で更新手続き~処理となり、更新後の5Lで契約が更新されます。
ここで気にした方がいいのは、AdobeCCのグループ管理サイトでユーザー割り当てを外しておかないと、ランダムに外れてしまい、再割り当てが必要になることがある点です。
ただし契約応当日前に減数したライセンスの発注と手続きを完了してしまうと。契約応当日前でもライセンス数が反映されてランダムに割り当てが外されてしまう、ということはありません。あくまで契約応当日までは(例で言えば10L)減数前のライセンスを使用する権利があるため、減数もランダムに割り当て解除をされることもない、ということです。
図:AdobeCCのグループ管理画面
この画面で減数したライセンス分、ユーザの割り当てを解除してしまいます。
最終的なライセンス廃止のタイミング
この更新を放置しすぎると、当然ライセンスは全部抹消となり新規でライセンスの買い直しとなってしまいます。
ですが、このデッドラインはどこかというと、契約応当日から30日後となっています。つまりベストは契約応当日までに注文してライセンス更新手続きを済ませ、ライセンスを減数した数になるようグループ管理画面からライセンスに紐づけられているユーザは削除しておく必要があるのですが、
この注文⇒手続きから操作完了までを完了させる猶予期間として30日余分に取ってあるようです。しまった!となったとしても30日以内であれば取返しがつきます。
猶予期間を経過すれば一切更新はできないため、更新手続きはお早めに。