いろいろなサービスが変わっていく(しみじみ)
技術は革新していくべきもの。とはいえ、変化が手間になる側面もあります。
いくつかの自分に関係しそうな(もちろん手間が掛かるという意味で)変化が目の前に現れたので、記録を。
なんか、前回のSuicaのサービス一部終了の件も含めて、2020年を一つの節目として大きな終了や変更の波が来ているように感じる今日この頃です。
freeml(旧名FreeML)のサービス終了
freemlは老舗のメーリングリストサービスです。これにも終了のお知らせが。
こんな風に届きました。
いまではそこまで利用していないのですが、以前は仲間内でちょっとしたメールのやり取りを今で言うグループLINE的に使うのにちょうどいいサービスでした。
公式サイトに終了のお知らせが出ています。
昔(2004年くらいまで)は複数人の連絡用として多用していたメーリングリストなのですが、最近ではそのメーリングリストも使われてなかったので、ほぼメールアドレスのエイリアス(漏洩しても大丈夫なDMとかを登録するための一時受けアドレス)位に使っていました。そのため現状の利用方法では、それほど深刻な影響があるわけでもないのですが、なんかサービス終了ってなると寂しいもんです。
ちなみに数年前からこのサービスはちょっとしたグループウェア(SNS?)ぽくなっていて、メーリングリスト+αという別の方向に伸びていこうとしていたようですが、やはり、時代の流れには逆らえなかったようです。
1997年から始まったこのサービス、なんと足掛け22年。
Apple iTunesが開発終了
Apple、「iTunes」の提供終了へ〜「Music」など3つに分割か
AppleはiTunesに代わるアプリとして「ミュージック」「TV」「ポッドキャスト」の3つのアプリを発表
⇒iTunesから3つのアプリに機能ごとに特化したアプリに分割してそれぞれ新アプリリリースになる模様。
現状Windows版については言及がない。せっかくiPod touchの7世代目がリリースした直後でiPhone3G以来久々にちょっとiPodでもとiOSデバイスに興味がわいてきたな、と思っていたが、母艦となるアプリがどうなるか様子見したほうがいいのかなぁと。
ちなみに、誤解を招くようなタイトルがネットニュースでちらほら見られますが、母艦となるアプリケーションがなくなるってわけじゃないので、注意が必要です。あくまでそれぞれのメディアファイルに特化したアプリに分割されるって話でした。
ただ、Windows環境では引き続きiTunesが提供される、という話があって、開発リソースが分散されるんじゃないかしら、とちょっと心配になる一面もあります。
Adobe AIRが開発元変更
Adobe AIRがAdobeで開発されなくなるらしい。
Adobe、「AIR」のサポートと機能開発をサムスンの子会社に移管 - 窓の杜
AIRのバージョン33からはサムスン電子子会社のHARMANという会社が開発を引き継ぎます、という話が掲載されています。
AIRは内製アプリに関わっていることもあって、動向には注視している一人なのですが、これ、大丈夫かなあ…。ちょっと不安になっています。と、いうのもJAVAのような他のプラットフォームでも会社が変わって先細りしていく光景をよく見るので…。
ひとまず、使えなくなるわけではないので、これまで同様AIRアプリは利用可能なのは喜ばしいのですが、これが終わりの始まりにならないように祈りたいと思っています。
※どうも、いろいろな情報を調べてみると、Adobe側が「AIR、もうやーめた」ってなったのを、HARMAN側が「いやいやいや、そんな…、それならウチで何とかしますから…。」って構図なのかも、って情報もあります。
だとしたら、AIRアプリの当事者であるこちらとしてはHARMANがヒーローに見えてきます。実際はどうなんだろう。Adobeさんのいつものスタンスから考えると、こっちのほうがしっくりくるってのがなんとも…。
AdobeCCのポリシーが悪い方に代わったらしい
Twitter上では「#2019アドビ令和の変」と今回の件が命名されて様々な反応が挙がっているAdobe Creative Cloudの使用条件変更の話。
簡単にいうと、
「これからはAdobe Creative Cloudは最新バージョンから2バージョンしか使っちゃダメ。これ決定ね。」
という通知が公式サイトに掲載されるという。
http://m1-page.mail.adobe.com/nl/jsp/m.jsp?c=%40FIgZM%2B%2FtRnqXO7VRLdgBhK0zoX0IT8pITlfzj2fYjnc
しかも、これ、お知らせは契約者に直接通知されてないような…(少なくとも自分には来ていないんですよね。さすがAdobeさんだと思いました。)
いちばん問題なのは、訴訟リスク。上述のサイトページ内には、
「Creative Cloudの認定外のバージョンの使用またはインストールを継続した場合、第三者に権利侵害を主張される可能性がありますのでご留意ください。」
と、表記があります。いきなりこれ言われてもねぇ…。
とりあえず、作業を考えなきゃなぁ、憂鬱。
AdobeCCは、元々永続ライセンスを2ライセンスほど購入していたものの、販社の営業さんから
「AdobeもMicrosoftのOffice365とかIntuneみたいにクラウド化し始めたんですよ。Creative Suiteがサブスクリプション形式になって、こちらがおすすめです。以前お聞きしていたように、旧バージョンとの互換性が気になるかと存じますが、Creative Cloudなら大丈夫です。CS6以降のバージョンであれば、いつでも(Named User Lisenceで)利用できますから、Creative Cloudのほうがおすすめですよ。」
って猛烈なプッシュを受けて契約したAdobeCCだったのです。でも…、結局Adobeさんはやっぱやーめた、みたいな感じになっちゃうのね。
しかも要因はどうもAdobe側でライセンス料の支払いに問題があったせいという。
ヒドイなぁ…。
時代は移ろうもの
サービスは時代と共に使われ方も変わってくるもの、というのは頭では理解できるものの、そのままでいいのになぁ、と思っているサービスが廃止や縮小されると不便になってしまう一面もあります。
できるだけ、不便にならないよう、使っているサービスは応援していきたいものです。