今日は、特定URLだけはInternetExplorerから開くように、デスクトップショートカットを作成する、というちょっとしたTIPSのご報告です。
やっていることは実にささやかなことです。
InternetExplorer専用Webサイト
ブラウザも多種多様の様相から、近年ではようやく一つにまとまろうという動きを見せております。
ですが、レガシーを要求するWebアプリがあるとその流れにそのまま乗っかるわけにもいきませんね。
大仰なことを書いておりますが何のことはありません。InternetExplorerでしか利用できないWebアプリがイントラネット上にありませんか?
そのWebアプリを利用するためにはどうしてもInternetExplorerを起動して利用するためのURLを開かなければいけません。
ここで通常使うWrbブラウザをFirefoxやChromeにしていれば、わざわざInternetExplorerを開くという動作が必要になります。ブックマークも二重管理しなきゃいけなくなりますね。ちと面倒です。
じゃあInternetExplorer強制のWebアプリは他のアプリケーションと同様にショートカットから起動するようにしてしまいましょう。フリーソフトを使っている感覚で開くことができるのなら心理的に「なんか納得できそう」な気がします。
イントラWebにありがちなエラー
イントラのWebサイトを開くと、InternetExplorerで開いてね、ってエラーになってしまうような製品は一部存在しています。
図:IE専用サイト
この表示が出るイントラWebサイトはFirefoxでもChromeでも開くことができないのですが、このためにアドオンをインストールするってのも会社内PCではおいそれとできるものでもありません。
で、例えば、InternetExplorerのお気に入りに入れてあるブックマークの.urlファイルをデスクトップにコピーしたとしても、通常使うブラウザが例えばFirefoxなら…
図:ショートカット.url
図のようになって、このままダブルクリックしても同じ状況です。
じゃあ通常使うブラウザを変えるか、というのはちょっと別の不便になってしまいます。ブラウザぐらい選ばせてほしい、そういう時にはショートカットを個別に作成しちゃいます。
ショートカットを作る
どんな方法でもいいのですが、デスクトップの適当な場所を右クリックして「新規作成」⇒「ショートカット」でショートカットを作る想定で説明してみます。
図:ショートカットを作成
どんなショートカットを作るか、という画面で「項目の場所を入力してください」とある欄にInternetExplorerの実行ファイルiexplore.exeのフルパスを入力します。
続けて、http://~と、InternetExplorerで開きたいURLを入力します。
URLが長いと入力するのも面倒なので、さっきお気に入りからコピーしてきた.urlファイルのプロパティを開いて、「Webドキュメント」タブの「URL」の箇所をコピー&ペーストしてしまいましょう。打ち間違いもなくなりますし。
全体としては
"C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe" http://開きたいURL
こういう感じで入力し、次へボタンをクリックします。
そうすると、ショートカットの名前を入力してください、と出てくるので、適当な名前を入力します。
図:ショートカットの名前
あとは「完了」ボタンをクリック。そうすると、ショートカットが完成します。
ダブルクリックすれば…
作成したショートカットをダブルクリックすればInternetExplorerでそのURLが開きます。
実際にはInternetExplorerの実行ファイルのショートカットにオプションとして開きたいURLを引数にした、というだけの話です。なのでこれをダブルクリックすれば通常使うブラウザの設定は全く関係なく指定のURLが開く、ということです。
実に簡単ですね。ホントはこういうのしなくてもよい世の中になればいいんですけど。
Microsoft Edge
Microsoft EdgeはInternetExplorerの独自部分が排除された新しいブラウザとしてWindowsの標準ブラウザの座に据えられています。
Microsoft EdgeにInternetExplorerが置き換わるってことは、いつかInternetExplorerが使えなくなる日が来るということでして、InternetExplorer限定となっているイントラWebサイトがあれば、(いつになるかはさておき)InternetExplorerが廃止された後のことを考えておきたいところですね。これを考えるとちょっと頭がイタイところです。