以前に「アイコンの位置が変わるので対処」を実施したのですが、経過観察中に、次の手であるKH DeskKeeperというオンラインソフトを利用してデスクトップアイコンの表示制御を試してみましたのでご報告です。
アイコンが動くなら、戻してしまう
これは新しい発想、アイコンが動いてしまうなら、予め設定しておいたように別の力で戻してしまおうという考え方です。
これには「KH DeskKeeper」というオンラインソフトが有用です。私も使っています。
■KH DeskKeeper(本記事現在、KH DeskKeeper2018でバージョンは5.20でした)
https://www.khsoft.gr.jp/software/deskkeeper2018/
簡単に解説していきます。
どんなときに使っているか
普段利用しているPCは1920×1080と一般的な解像度、たまにThinkPad T420sからリモートデスクトップすると1600×900のモニタでアクセスすることになります。また、X60やX31のような古いノートPCからアクセスすると、1024×768のモニタからリモートデスクトップ接続することになり、より狭い解像度での表示になります。
これらの狭い解像度でリモートデスクトップしたあとに、元の1920×1080解像度のモニタで表示すると、デスクトップ上のアイコンの配置がかわってしまう(正確には狭い解像度のモニタからRDPした際にアイコン配置がかわってしまい、その状態が記憶された並びとして次回表示されている)ことがあるため、アイコン位置の並び直しを手動でやっていました。
KH DeskKeeperを使うと、(事前に設定しておくことで)この並び直しをクリック一発で復元できるようになります。便利。
設定
まずはインストールが必要になります。ダウンロードしたファイルからインストールを実行します。
今回は、deskkeep520.exeでインストール。
インストール画面は簡単なので割愛。インストール後、
作成したショートカットから起動します。起動するとタスクバーにKH DeskKeeperアイコンが表示され、右クリックで、
このように操作メニューを開くことが出来ます。
ここから、
アイコン位置がこの状態をKH DeskKeeperに記憶させてみます。
メニューから
「配置に名前を付けて保存」を選択、すると、別ウインドウが表示されます。
この画面で、配置を保存しておくことができます。名前を決めたら、「保存
をクリック。
すると、画面が消えて、現在のデスクトップアイコンの並びが保存されます。
次回開いた時に、
前に記録させた状態が保存されていることが見て取れます。
アイコン再度整列
記憶させたアイコンの並びを復元してみます。
例えば、以下のように、アイコンの配置が変わってしまったと仮定します。
KH DeskKeeperに記憶されたアイコン位置を復元してみます。タスクバーにあるKH DeskKeeperのアイコンを右クリック。
メニューから「名前を付けた配置から復元」を選択。
「名前を付けた配置から復元」のウインドウが表示されます。
ここで、先ほど記憶させたアイコン位置の設定を選択して、「復元」のボタンをクリックすると、
こうなっていたデスクトップが、
一瞬で、以前記憶させた配置に戻ります。
もっと簡単に
簡単にこの流れを試す場合、メニューから
「配置の保存」をクリックして(クリック後は何も起きないように見える)から
アイコン配置が乱れた状態で「配置の復元」を選択すると、前回に配置の保存をクリックしたタイミングでのアイコン配置に戻すことが出来ます。
しかし、私はいつのどんな配置が保存されるか忘れてしまうので、名前を付けた配置から保存と復元を使っています。
設定画面
メニューの「設定」を開くと、以下の画面が表示されます。
例えば、起動時に自動で復元するという設定があるので、スタートアップ起動と組み合わせれば、常に定められたアイコンの配置を強制することもできそうです。(私はやっていませんが)
ちょっとしたことではありますが、アイコンの並ぶ順が重要な人にとっては、KH DeskKeeperはかなり便利なツールじゃないかと思います。