ちょっと前にOSの見た目を変更して、シックリ来る見た目になるように変更してみましたが、今回はLibreOfficeの見た目を変更してみようと思います。
前回はOSの見た目の変更
以前に、
LXQtでテーマやアイコンを変更してみる - treedown’s Report
LXDEのテーマやアイコンを変更してみる - treedown’s Report
でLinuxデスクトップ環境のルックアンドフィール変更を実施してみました。
今回はWindows環境中心の話になりますが、LibreOfficeの見た目を変更して、使うときにパッと使いやすくなるような設定をしてみようと思います。
Windows11でワードパッド（Wordpad.exe）が終了するのも近づいてきていて、LibreOfficeの需要が高まっているかもしれません。
LibreOfficeの画面（メニューバー）表示を変更
メニューバーの変更はLibreOfficeの「メニュー」⇒「表示」から「ユーザインターフェース」を選択すると、変更画面を起動出来ます。
ユーザインターフェースを選択すると、
この画面が起動してきます。この中から変更したいUIを選択することでメニュー画面の表示を標準から変更することが出来ます。
それぞれの選択肢を画面付きでみていきます。
LibreOfficeユーザインターフェースの種類
選択したUI指定がどんなメニューになるかの画像付きです。
- 標準ツールバー
LibreOfficeのデフォルトです。メニューをクリックすると昔ながらのメニューバーから機能の選択が可能です。LibreOfficeやOffice2003以前のOfficeに慣れている人が使いやすいそうなメニューです。
- タブ
Microsoft Office 2007以降のリボンUIに慣れている場合にはこの選択肢が使いやすそうなメニュー表示になりそうです。
メニューバーがなくなるのですが、最近のOfficeに慣れているユーザはタブで機能が分割されていたほうが（操作が同じだから）いいのかも。
- シングルツールバー
標準ツールバーとベースは同じなのですが、やや表示は省略されていてメニューバーが一行になっており、低解像度のPCには良さそうな感じです。
- サイドバー
内容は標準ツールバーと同じなのですが、LibreOffice画面右側にメニューバーの機能が展開されます。最近のワイドディスプレイで横が余っているようなら結構ありかもしれません。
- タブコンパクト
リボンUIに近い「タブ」のシングルツールバー版のような感じです。普段からOfficeでもリボンUIの表示を省略しているようなユーザには良いかもしれません。
- グループバーコンパクト
メニューバー表示を省略してアイコンと混ぜた感じのグループ化したメニューバーになります。よく使う機能はアイコンから、それ以外はドロップダウンメニューからと、あまり使う機能が多彩じゃないユーザに向いているかもしれません。
- コンテキストシングル
シングルツールバーと違いが分からなかったのですが、説明には「機能が作業の状況に応じて変化する一行のツールバーを表示する」と記載があります。よく使う機能がアイコン表示されて、あまり使わない機能は省略されて、結果的に一行のツールバーに使う機能が表示される、ということなのかなと思います。
Office（Word）と比べてみる
Microsoft WordとLibreOfficeのタブUIで比べてみました。
ホームは必要な機能が概ね差がなく並んでいるようにみえます。
挿入を比べてみると、
図とか画像の挿入アイコンは位置がややズレているものはあるものの、概ね同じような場所に機能ボタンが配置されているようにみえます。
レイアウトも似たような感じで配置されています。
余白やページサイズ、段組みなどの機能や、用紙の縦・横の向きの変更と言ったよく使う機能は迷わず使えそうです。
他は日常的には使わない部分なので「表示」のメニューを最後に。
表示もよく使う閲覧モードの変更アイコンや、ルーラー、メニューバー、グリッド線などの画面表示の有効化/無効化切替はできそうです。
最後にLinuxのLibreOfficeメニューとちょっと比べてみました。（Debian MATEのLibreOfficeで比較）
うーん、Windows版LibreOfficeとはちょっと違うような…、でもそんなに大差なく使えそうな気もします。慣れの問題なのかも。
個人的な結論
リボンUIと似た「タブ」UIを選択したLibreOfficeなら概ね違和感なくLibreOfficeで作業できそうな感じがします。LibreOfficeもコツコツ進歩を重ねていて、2025年のWindows10とOffice2016＆Office2019一斉終了後の一つの選択肢にしたいと思っています。
