前回「Linux版「Microsoft Edge」がやってきた」でLinux環境にMicrosoft Edgeをインストールしてみましたが、一歩進めて、OneDrive経由でのOffice for Webをやってみたのでご報告です。
Windows版でやっていたこと
以前にはWindows版の新Microsoft EdgeでOffice for Web(無料版)を利用してみました。
ここでやったように、今回は、Linux環境に導入したMicrosoft EdgeでOneDrive経由でOffice for Webの動作を確認してみる、という動作確認です。
OneDrive経由ということですが、Linux環境に純正のOneDriveアプリケーションはありません(非公式ならありますけど)ので、ブラウザ経由でやってみる、という記録です。
今回の環境は、
Microsoft Edge 99.0.1150.55、Debian bullseyeへのインストールでやっています。
OneDriveを開いてアプリとして追加
MicrosoftアカウントでサインインしてOneDriveのページを開きます。
OneDriveのページを開いている状態で、Microsoft Edgeのメニューから「アプリ」「Microsoft OneDriveのインストール」を選択してみます。
すると、
インストール確認画面がブラウザのアドレスバーの下に表示されるので「インストール」をクリックして進めます。
完了すると、このように
Windows同様にアプリっぽい画面をEdgeが用意してくれて、その画面上でOneDriveが開きます。
加えてスタートメニューには新たに「msedge-apps」というエントリが追加されて、その中に追加した「Microsoft OneDrive」という存在が確認できます。
このOneDrive画面から、OneDrive上のWordファイルを右クリックすると、
メニューが表示されるので、そこから「開く」⇒「Word Onlineで開く」を選択してまずはEdgeタブ上で.docxファイルを開くことができます。
次にWord&Excelも追加してみます。
Word&Excel(他)も「アプリとしてインストール」してみる
いったん、前述のOneDrive画面は閉じて、改めてMicrosoft EdgeタブからWordを開き直して、新規タブでWord Onlineを開きます。
開いた画面のEdgeメニューから、同じように「アプリ」を選択して、
「Officeのインストール」となっている箇所をクリック、アドレスバーの下に
このような恒例の確認メッセージが表示されるので「インストール」をクリック。
すると、
WordやExcelが使えるウインドウがアプリとして追加されます。前述のスタートメニュー内の「msedge-apps」というエントリがいつの間にか「Edge アプリ」に名前が変わっていました。
WordやExcelをLinuxのMATEデスクトップで開いて使っている画面。
LibreOfficeをメインで使う場合でも、実際にWordやExcelでレイアウト崩れなどが起きないか簡単に確認する用途でも使えそうな気がします。
その他も追加してみる
このほかにもいろいろと追加してみることにしました。
Outlook(Webメール)
Webページのまんまなので広告も入りますがOutlookは独立したアプリで扱えます。
OneNote
OneNoteはノートブック別になりそうです。
Skype
Skypeもそれっぽく使えそうです。(マイクとかスピーカーを使ったテストはやっていませんが)
番外:LMDEのCinnamonデスクトップでもやってみる
同様にLinux Mint(LMDE)のCinnamonデスクトップ環境でも以前<Linux版「Microsoft Edge」がやってきたのでLMDE4にインストールしてみる - treedown’s Report>にEdgeをインストールしていたので、やってみました。
感想
Microsoft Edgeに思いっきり依存してしまうことになりますが、LinuxでWordやExcelを(お金をかけずに)使用するにあたり、LibreOfficeと並んでよい選択肢になっているのではないかと思います。
Linuxデスクトップを利用していてローカルにデータを残さない使い方をしたいときに、EdgeとOffice Onlineの組み合わせはよい選択肢なのではないかと思いました。