OfficeのWeb版「Office for the Web」のWord&Excelが進化し、機能向上がよさそうな感じだったのでご報告です。
Excel for Web新機能
Excel for Web(以下Excelと表記)にCSVエクスポートの機能が追加されたというのを目にしました。
さっそくやってみます。
Edge上のExcelで開いた.xlsxファイル、
メニューの「ファイル」を開いてみます。
開いたメニューから「エクスポート」を選択して、左画面から「このシートをCSV(.csv)としてダウンロードする」を選択します。
すると、
ブラウザメニューのダウンロードが実行され、Excel上で動作していた.xlsxファイルをCSVエクスポートした.csvファイルがローカルデスクトップに保存されます。
保存された場所を確認すると、
CSVファイルが保存されていました。
これの使いドコロ
個人的な使いドコロになってしまいますが、出先などでExcel環境を有していない状態でもポータブルアプリのCSVエディタがあればファイルの中身を参照したり、簡単な修正を入れたりすることができるという点が魅力です。(デスクトップ版のExcelなしで一連の操作がすべてできるようになった、という点がポイント)
CSVエディタは以前ご紹介したソフトなどがあります。
■フリーのCSVエディタ二選
https://blog.treedown.net/entry/2021/07/06/010000
ここではCassava EditorとCSV+を取り上げましたが、こういった軽量な(かつフリーソフトである)CSVエディタでExcelのような画面の操作感でデータが取り扱えるというのは、旧式PCで性能が低いデバイスを持ち歩いていると助かります。
いままではデスクトップ版Excelで予めCSVファイルへの書き出しが必要となっていましたが、無料版であるExcelでこれができるようになった、という点が大きいと思います。フリーソフト環境だけで.xlsxファイルをCSV化して閲覧&編集ができるようになったということで。
Word for Web新機能
Excelより機能追加が多いのがWord for Web(以下Wordと表記)です。
https://insider.microsoft365.com/en-us/blog/new-formatting-options-in-word-for-the-web
このページによると、3つの新機能として、「ヘッダーとフッダー」「複数列レイアウト(段組み)」「行番号のサポート」が新機能として追加されたとおいう記載が確認できます。
これもやってみます。
Edge上でWeb版のWordを開きます。
メニューの挿入をクリックして、
リボンから「ヘッダーとフッター」をクリックすると、編集中の文書はヘッダーやフッターを入力する画面になって、ヘッダーやフッターを編集することができます。
次に段組みと行番号を確かめてみます。
メニューのレイアウトをクリックして…、と
探してみたのですが、段組を示すアイコンとか行番号を示すアイコンが見つかりませんでした。
デスクトップ版のWordにある、
こういった「段組み」とか「行番号」というアイコンが出てくると思っていたのですが、まだ機能として展開されていないということなんでしょうか。
ほんとうなら、
こんな感じの新機能をWeb版のWordで確かめてみようと思っていたのですが、ちょっと確認するのが時期尚早だったようです。
これの使いドコロ
これはもう、ワードパッドの廃止に伴う無料で.docxを生成する手段としての機能向上じゃないでしょうか。
以前に
■Windowsワードパッドが非推奨(Deprecated)となりAbiWord検討
https://blog.treedown.net/entry/2023/09/07/010000
にて、ワードパッド廃止の話と代替はどうしようという内容を考えましたが、Microsoft推奨としては無料版OfficeのWordを使えばいいんじゃないですか、というスタンスのように思えます。簡単な画面素材とメモを保存しておく(後で清書はデスクトップ版のWordで実施する)という使い方なら、オンラインであることの条件は必要ですが、Edgeから起動するWordが代替の本命ということになりそうです。無料ですし。