先週、Gmailを開いたら、「スマート機能」についての同意画面が表示されましたのでご報告です。
これ、なんだろうと調べて見た結果。
突然表示された画面。
ある日、Gmailを開くと、以下の画面が表示されました。
そこには「Gmail、Chat、Meetのスマート機能によるデータの使用を許可してください」と記載があり、説明が続きました。
内容を読むと、「メールが自動でフィルタ、分類される」とか「本文の上に概要カード(旅行、荷物追跡など)が表示される」といった、実際に使っている機能が列挙されています。ひとまず、使っている機能なので、ここは「スマート機能を有効にする」を選択して「次へ」をクリックしました。
すると次の画面が表示されました。
「Gmail、Chat、Meetのデータを使用して他のGoogleサービスをパーソナライズ」と記載されています。
これもひとまず、「Gmail、Chat、Meetのデータを使用して他のGoogleサービスをパーソナライズする」を選択して、「完了」をクリックしました。
ただ、この画面、「他のGoogleサービスをパーソナライズしない」を選択しても、「Gmailの設定で再度有効にすることができます。」と記載があったので、とりあえずは拒否選択にしておいても良かったかな、と思いました。
文末のリンク保存
画面-2枚目で、お終いに利用規約(Google利用規約やプライバシーポリシー)へのリンクや、この情報が使用されることについての「詳細情報を表示」するリンクがあり、後で読めるように、リンクを取っておくことにしました。
利用規約:
https://policies.google.com/terms?hl=ja
プライバシーポリシー
https://policies.google.com/privacy?hl=ja
詳細情報
https://support.google.com/mail/answer/10079371?hl=ja
加えて「Google Workspace 管理者 ヘルプ」にこの機能についての解説があります。
■Gmail、Chat、Meet のスマート機能とパーソナライズを有効または無効にする(地域固有)
https://support.google.com/a/answer/10095404?hl=ja
ここを読んでみると、二つの設定のうち、「Gmail、Chat、Meet のスマート機能とパーソナライズ」についてはメールの自動振り分けを使っているようなら許可(パーソナライズするを選択)してもよさそうな気がしますが、「他の Google サービスのスマート機能とパーソナライズ」については有効化しなくても良かったんじゃないかなぁと思えてきました。
既存の機能を取り纏め、に同意するかどうか
どの機能も既に提供されている既存の機能なので、その既存の機能に対する同意が要求された、というのは考えにくいのですが、そもそもこれが表示された理由は何だったのか、気になってきます。
調べた感じでは、既に提供されている各機能を、別のGoogleサービスと繋げてGoogleアカウント内の機能間でパーソナルデータを使うための同意、という認識をしました。つまり、Gmailで受け取った予約情報をGoogleマップで表示したりGoogle Travelの旅行情報と連携したり、といった、Googleの各種サービス間でGoogleアカウント内のデータを使います、ということに対する同意のような。
プライバシーに敏感な方は両方OFFにするほうがいいのかもしれませんが、普通にGoogleサービスを利用している分にはそれほど害があるような印象はなく、むしろGoogleアカウントを通じて利用するGoogleサービスを便利に利用するための「パーソナライズ」のようです。
ただ、Googleサービスについてはプライバシーについて問題も提起されている一面もある(前出ヘルプのページにも「ドメインの拠点がヨーロッパにある場合、これらの設定はデフォルトで無効になります。」と記載があるように、問題視されていることもあるようです。)ので、気になる場合にはGoogleアカウントの利用者が自ら明示的にOFFにしておくほうがよさそうです。
追記:
この記事の日付にて「今年の6月1日までにGmail、Google Chat、Google Meet の情報をどのように使用および他サービスと連携するかをお選びください」という表題のメールが来ました。
このスマート機能とパーソナライズの設定は6月1日までに済ませておくことが望ましいようです。