treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

※https化しました。その影響でしばらくリンク切れなどがあるかもしれませんが徐々に修正していきます。 リンク切れなどのお気づきの点がございましたらコメントなどでご指摘いただけますと助かります。

イベントID:137、トランザクションリソースマネージャーでエラー

それはWindows Updateが上手く完了しないことが発端でした。
でもWindows Update自体は悪くなかった、という対処の話をご報告。
きっかけはWindows Updateでしたが…。

適用されないWindows Update

「Windows Updateが適用できない、とメッセージを出して再起動を連発するんですよ。」

と、こういう話が持ち掛けられたのはある日の夕方。

「たぶんだけど、6月分くらいからWindowsUpdateに失敗しているようなんですよね。そのPCでは再起動を何度か繰り返し、最後に失敗を元に戻して起動します。」

てことは、たぶん
"Windows 更新プログラムの構成に失敗しました。変更を元に戻しています。コンピューターの電源を切らないでください"
というメッセージが画面に表示され、適用して再起動待ちになっていた更新プログラムが適用前の状態に戻されてしまう、という感じだと思われます。
(画面を見ていないので未確認)

「リモートデスクトップでいいから、ちょっと様子見ておいてください。」

と、いうわけで様子を見ることになりました。

対象のPCはWindows 7がインストールされたThinkCentre S50という古いPCですが現状大きな故障や不具合もなく元気に稼働中です。

怪しいエラー?

基本はイベントビューア。さっそく見てみました。

ん?システムイベントに何やらたくさんの警告とエラーが?

f:id:treedown:20180712014239p:plain
「ボリューム C: のトランザクション リソース マネージャーで再試行できないエラーが発生し、起動できませんでした。データにエラー コードが含まれています。」
と記載されています。警告のほうには

f:id:treedown:20180712014251p:plain
「起動中に、ボリューム C: の既定のトランザクション リソース マネージャーでエラーが発生し、メタデータがリセットされました。データにエラー コードが含まれています。」
と記載があります。トランザクション リソース マネージャー?

対処法

この時よく出てくる対処法が、
管理者で起動したコマンドプロンプトで

fsutil resource setautoreset true c:\

コマンドを実行する、というものです。
実際に実行してみました。

f:id:treedown:20180712014309p:plain
実行後、再起動したのですが…、症状は改善しませんでした。

対処法2

あとは

C:\$Extend

フォルダにある、全データを消去する、という手順を試したいところですが、このフォルダ、稼働中のOSではパーミッションの問題からか(いやロックされているからか?)「アクセスが拒否されました」というメッセージとともにアクセスができない、という状況。どうやらHDDを取り出すかLiveCDなどのWindows外のOSで起動するといったOS非稼働の状況を作り出す必要がある模様。となると、現地作業か…リモートじゃあ無理だな。

と、いうことでペンディング。
後日現地に言ったら実施しよう。


このエラーはWindows Updateとは関わっていないんじゃないか?ということで、
別の対処を考えてみることにしました。⇒続く