2019年8月のWindows UpdateがSymantec製品の不具合で適用できなかった件、どうやらSymantec側の更新が完了したようなので、ご報告します。
対象の環境はSymantec製品導入のWindows7
今月のWindows Updateでは、手持ちの環境の中でWindows7のPCが適用できていませんでした。
Symantecのアンチウイルスソフトウェアが稼働するPCでWindows Updateが正常に終了せず、OSの動作上問題を引き起こすという不具合がある、というもの。
この不具合が解消するまでMicrosoftからWindows Updateの配信が停止しますよ、という話(※)がありました。
※「解決策を利用できるようになるまでこの種類の Windows 更新プログラムを受け取らないようにしました。」と公式からアナウンスされていました。
しかし、今月のWindows Updateはリモートデスクトップ関連のセキュリティアップデートが2件ほど含まれています。このまま適用できないと「対象PC(Symantec製品がインストールされたWindows7では)安全にリモートデスクトップができない」ということになってしまいます。これは(メイン環境じゃないけど)困りものです。
これが不具合解消で適用できるようになったよ、というのが今回の話。
Symantecの対処
Symantecでは不具合を修正したバージョンをリリース、という発表が以下のURL
例によって英語記事、必要なところは8月24日現在の時点でトップに記載されている「[Updated on 20th August] 」の箇所(※以下引用)
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[Updated on 20th August]
Norton Security 22.18.0.222 has been released targeting Windows 7 SP1 customers with Norton 22.18.0.213 installed. This build fixes the Norton installation issue on Windows 7 machines. Once this patch is applied, Windows 7 customers can apply the latest Windows Update patch.
Note: This is a throttled release. The version change is for Windows 7 users ONLY.
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[ 8月20日に更新]
Norton Security 22.18.0.222は、Norton 22.18.0.213がインストールされているWindows 7 SP1ユーザーを対象にリリースされています。 このビルドは、 Windows 7マシン上でのノートンインストールの問題を修正します 。 このパッチを適用すると、Windows 7のカスタマー(Windows7ユーザ?)は最新のWindows Updateパッチを適用することができるようになります。
注 :これは絞られた(調整された)リリースです。 バージョンの変更は、Windows 7ユーザー専用になります。
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これを読む限りでは
Windows7上で稼働するSymantec Nortonのバージョンを22.18.0.222にすれば、Windows Updateは正常終了するよ!って読み取れます。
さっそく確認をしてみよう、と、その前に、イメージバックアップを取得しておいて、いざOSが起動しなくなったときに備えるようにします。
イメージバックアップを取得したら準備完了。さっそくアップデートに取り組んでみます。
Symantec Nortonのアップデート
不具合が出るPC環境ではNorton 22.18.0.213というバージョンがインストールされているはず。
さっそくバージョンを確認してみたら、確かに、バージョン情報は22.18.0.213が表記されていました。
これが「22.18.0.222」になればWindows Update可能になる、ということのはず。
さっそくライブアップデートで、Nortonのバージョンアップ。
Norton画面からライブアップデートを選択して実行します。
実行中。からの、
完了。
完了後、パッチの適用を要求されました。これがおそらくご希望のアップデートと思われます。「今すぐ適用」をクリックして実行します。すると
更新中、と画面が変化して、どうやらパッチ適用が開始したようです。
アップデート完了後、Nortonの画面がちょっと変化して再読み込みが始まりました。
今度こそ完了。バージョン確認してみます。
希望のバージョン「22.18.0.222」にバージョンアップしてくれました。
さっそくWindows Update
これで準備は完了。さっそく本来の目的であるWindows Update8月分を適用してみます。
まずはアップデート画面で更新プログラムを検出して…
検出されました。
さっそく適用、Windows7のセキュリティマンスリー品質ロールアップ(KB4512506)が選択されています。さっそく適用。
無事正常適用完了、さっそく再起動して、と。
ここで、確認したのですが、今回適用したセキュリティマンスリー品質ロールアップ(KB4512506)以外の2つの更新プログラムは、使っているうちに自動的に適用されちゃったみたい…。
なんとも締まらない結果ですが、ひとまず、再起動後もOSの起動に不調はなく、Symantec Nortonも誤検知で更新プログラムの適用を阻害しない動作をしてくれたので、これでひとまず対処完了、としておきます。
ホントに、不具合出てたのかなぁ…。