treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

※https化しました。その影響でしばらくリンク切れなどがあるかもしれませんが徐々に修正していきます。 リンク切れなどのお気づきの点がございましたらコメントなどでご指摘いただけますと助かります。

FreeRDPを使ってみた

今日はFreeRDPを使ってみたので、その時にやってみたことをいくつかご報告します。
接続コマンドとか解像度調整とか、簡単なTIPSです。

接続コマンド

覚えられないのでmstsc.shに書き込んで引数でユーザ名とコンピュータを指定するようにしました。

----------------------------------------------
#!/bin/sh
#xfreerdp -u %USERNAME% %IPAddress%
xfreerdp /u:$1 /v:$2
----------------------------------------------
このシェルを「mstsc.sh」などと名前を付けておいて、実際にLXDEのデスクトップからターミナルなどを起動し実行することになります。
例えば192.168.1.101のPCにAdministratorアカウントでアクセスするときは、

$ ./mstsc.sh Administrator 192.168.1.101

と実行すると、192.168.1.101のAdministratorアカウントのデスクトップが開く、という具合に使います。実際には

$ xfreerdp /u:Administrator /v:192.168.1.101

と実行しているだけなのですが。この辺はもうちょっと工夫の余地ありですね。

調べたときは「xfreerdp -u %USERNAME%」だったんですが、よくよくメッセージを読んでみると「xfreerdp /u:%USERNAME%」という指定方法で記述するみたいです。
他に使ったオプションでも「xfreerdp -g」とオプション付けてWxHでリモートデスクトップのウインドウ解像度を指定することができます。default設定値は「1024x768」なのですが、これをちょっと狭くするときに使えます。
ですがこれも、いまは-gオプションではなく「/size:」で指定するようになっているようです。
例えば1024x720で指定するときは

$ xfreerdp /u:Administrator /size:1024x720 /v:192.168.1.101

という具合にオプションを指定して実行します。
この指定をシェルに反映するときは「xfreerdp /u:$1 /v:$2」という記述を「xfreerdp /u:$1 /size:1024x720 /v:$2」と書き換えることになりますね。

解像度の調整

前にちょっと書いちゃいましたが他のオプションと同じく、解像度を調整するために「/size:解像度」という具合に指定してコマンドラインのオプションに入力します。
800×600なら「/size:800x600」とオプション指定します。※1024×768がデフォルト値なのでこれ以外に変更する場合、ということですね。

f:id:treedown:20161221135044p:plain

図のThinkPad X40は1024×768のディスプレイを持っているので、ウィンドウサイズを800×600でリモートデスクトップを起動すればディスプレイ表示に余裕がある状態でリモートデスクトップで接続できます。リモート画面が狭くて使えるかどうかはさておき。
X40で使うときにデフォルト値である「/size:1024x768」だと画面いっぱいになるから途切れることになって、リモート側のWindowsのタスクバーが見えないことに。
だったらと、「/g:1024x720」とかにするとうまくLXDEのタスクバーの上部にWindowsのタスクバーが表示されるようにもできるようになります。

でも画面いっぱいにWindows8.1の画面が表示された方がいいから、
LXDEのタスクバーを自動的に隠すようにして、FreeRDPのバーを右クリックして「非/連動(D)」を選択してバーを隠してしまってデフォルト解像度の1024x768で実行する、というのもありかな、と思いましたね。

f:id:treedown:20161220025526p:plain

※画像は使いまわしです。

X40でWindows8.1の操作ができる、というだけでもちょっとした満足感があります。

リモートデスクトップサーバとしては

リモートデスクトップで接続される側になるにはFreeRDPではなくxrdpの出番です。
xrdpがターミナル側のサーバとして動作してくれます。で、さっそくWake on LANでX40を起動してリモートデスクトップで接続してみたら、接続後にちょっとしてすぐスリープに。おや?
以前にWheezyのGnomeで利用していたときにはこんなことなかったのに…。どうもJessieになってからスリープするようになったみたいなんですね。

そのうち、ちょっと調べて設定してみようと思います。