Windows11の動作が遅い、全体的に遅くて困った、という症状に悩まされてストレスを溜めていたのですが、一時的かもしれないけど、動作が改善した対処法をご報告です。
以前に対処をした
Windows11でエクスプローラの起動が遅い - treedown’s Report
これでエクスプローラの起動が遅い、という現象は何とか(許容できるくらいには)戻ったものの、その後にしばらく使っている内にまたOS全般的に遅い現象がじわじわと環境に顕在化してきました。
うーん、これ、直らないのかな。
症状
簡単に言えば、Windowsキー+「E」で起動するエクスプローラの起動が遅いのと、Windowsキー+「R」で起動する「ファイル名を指定して実行」のウインドウの開くのが遅い、というのが顕著で、他のファイル操作も全般的に遅いし、アプリケーションも(Office Suiteなどが)簡単な動作でも数秒ほど引っ掛かるような動きをします。
これの起動が遅い。
起動直後はそれほどでもない動作ですが、日中でPCを使って行くうちに、気づくとアプリケーションの起動に時間が掛かっていたり、文書作成時に文字入力の変換が遅くなったり、ファイルの保存やコピーor移動がすごく時間が掛かるようになったりと全体的に遅くなる症状を見せています。
考える
前回は「エクスプローラの起動が遅い」という点でしたが、今回はエクスプローラに限らず全般的に何か問題がありそうな感じがします。
最近<スーパーセキュリティZEROバージョンアップで動作を確認 - treedown’s Report>もあったことで、もしかしたらセキュリティスイートの影響もあるかも、と考えることもあります。
Officeの動作は、特に.pstファイルにアクセスするOutlookの動作が顕著で、引っ掛かりや遅さを感じることが多い気がします。WordやExcelでも通常時は(それでも遅いけど)まずまず動作したとしても、保存する時にはエクスプローラプロセスによるフォルダ情報が表示されるタイミングで遅さを見せる動きがあります。ん?じゃあ、エクスプローラなのか。
各アプリケーションの根本で動作する(ファイル操作のための)エクスプローラプロセスは関係しているなぁと思って、これはエクスプローラの問題が引き続き継続しているのか、という可能性も感じ始めてきました。
解消方法(一時的な対処かもしれない)
エクスプローラのオプションである「フォルダオプション」画面(コマンド:control folders)を開きます。
ここの、プライバシーの項目に注目。
以下の二つのチェックボックスを無効化します。
- 最近使用したファイルを表示する
- 頻繁に使用されるフォルダを表示する
オフにしたら画面の適用ボタンで有効化します。
次に、同じ画面の、
ここ、「エクスプローラの履歴を消去する」の箇所の消去ボタンをクリックして、現在キャッシュしている履歴情報を削除してしまいます。
前述の設定を無効化しても履歴情報自体は残存しているので、このボタンで残っている履歴情報を削除しないと解消しないようでした。
ちなみに、上記「消去」ボタンをクリックしても特に画面上は変化がなく、マウスカーソルが処理中を示す円を表示する程度で処理が完了したかどうかはわかりにくいです。
完了したら、フォルダオプション画面はOKボタンで閉じておきます。
OS再起動、再起動後に…
ここまで実施したところでエクスプローラの再起動ですが、確実に反映をさせるためにOS再起動を実施しました。
再起動後の動作を確認すると、
[Win]+「R」が速い…
こっちも。[Win]+「E」は今まで遅い時で数十秒くらいかかっていた起動が以前のWindowsの時と同様にスッと起動してくるようになりました。無事復活。
しばらく使ってみましたが、なんかキビキビ動くぞ。ということで、以前のようなまともな動作が戻ってきてくれました。エクスプローラ難敵です。
今回の対処が一時的な復旧という可能性もあるけど、ひとまずストレスをためていた遅さは解消されたので、これで対処完了にします。また再発してきたら、エクスプローラの履歴消去とかをやってみようかなと思います。(履歴取らないように設定したけど)