すごくつまらないことですが、古い機器を使っているとこういうこともある、という一例のご報告です。
その古い機器は、固定電話の電話機でした。
日と曜日がおかしい
ある日、家族から今日は何日の何曜日かを聞かれました。
例えば2020年5月1日は金曜日です。でも5月1日は木曜日じゃないか?と言う、何を言っているんだ?と最初は思ったのですが、その理由は次の言葉で分りました。
「電話の表示がそうなっている。」
家の電話はちと古いのですが、PanasonicのVE-PVC01LというPHSを子機にできるちょっと昔の人気機種です。
製品ページ:
https://panasonic.jp/phone/p-db/VE-PVC01L_spec.html
設定でディスプレイに年月日と現在の時刻を表示するようにしているのですが、その表示がズレていることが分りました。
※撮影時:2020年5月6日、18:12現在の様子
ゴールデンウィークの最終日、曜日の表記が水曜日なのは正しいのですが、日付は「2020/5/7」と表示されており日付の表記が一日ズレていることが分りました。
これがガラケーで発生していることで有名な有名な2020年問題?
うるう年の計算がちゃんとできていない?
いくつか考えられる要因はありましたが、ひとまず対処策を考えてみました。
別の年で乗り切るか?
内部のカレンダーが2020年以降に対応していないという場合には、別の年で同じ曜日になるように割り当てると年の表示はさておき月日と曜日の表示はズレずに済みそうです。
ちょっと調べて見たのですが、2020年とカレンダーが同じになる年は1992年でした。逆に言うと、1992年以降2020年までの間で日付と曜日が同一になる年はないってことになります。結構昔なんですね。
92年だとさすがにVE-PVC01L発売のかなり前なので設定は難しいかなと思いました。
1月のカレンダーだけは2014年も同一なのですが、2014年はうるう年でないため2月以降の日付と曜日はズレていってしまいます。
昔Windows Updateで曜日を調べていたときにExcelでカレンダーをチマチマ触っていたので、そのExcel(参考:Windows Updateの公開日と一日のズレ - treedown’s Report)を引っ張り出してきて過去の年を調べていたら、2009年がうるう年じゃないけど現状の5月以降なら曜日と日付が2020年と合致することを発見しました。
うるう年が引っ掛かって、日付と曜日が合致する年はなかなかないのですが、いま5月だし、曜日と日付を合わせるだけなら2009年のカレンダーでも良さそう。
と、ここまで考えて、とりあえず設定してみようということに。
設定すると…
設定は電話機の操作でメニューから設定を選んで設定ができます。
ポチポチと操作して、日付をセット、確定、と。
ん?なんか表示が明日の日付になってしまいました。(写真は撮れなかった)
改めてもう一回、今日の日付に直します。曜日は自動計算されるので日付しか入力できないのでもう一回(この日は5月6日)今日の日付を入力し、確定。
確定すると、おや?曜日がちゃんと正常になりました。
ちゃんと5月6日が水曜日と表示されるように変化。
なんか直っちゃったんで、このまま使い続けようか、ということになりました。