treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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動画(主にmp4)の簡単な切り出しにLosslessCutを使ってみた

フリーソフトを使ってみた記録、ゴールデンウィーク中に多少別のことをやる時間が取れたので、今までやったことのないことをやってみたというご報告。
簡単に動画の一部分を切り取る方法。(ただしMP4ファイル)

目的

簡単操作で直感的に扱える動画の切り出し、切り取りができるソフトウェア
ファイル形式はmp4形式
(できれば)インストール不要で単機能に絞ったソフトウェアが望ましい。

この条件で探したら「LosslessCut」という魅力的なフリーソフトが提供されていることが分りました。

動機

EzCAP HDというハードウェアを使って、昔のアナログな映像を録画し直したり、ホームビデオ(テープ)をデータ化(mp4ファイル化)してPC上のファイルとして取り扱えるようにしています。
要するに磁気テープがメディアとして劣化していく前に、データ化しておいてバックアップとするような目的でした。

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しかし、いかんせんアナログなもので、再生が終わったとしても録画してるEzCAP HD側の録画停止ボタンを押さないとずーっと黒い画面が録画された状態になってしまい、ファイル容量を浪費してしまいます。※この機器では15分で1GBくらいのファイルが生成されます。つまり1時間で4GB程度、120分ビデオテープだと8GBのファイルが生成されることになります。
無駄な箇所・要らない部分をカットしてファイル容量を減らしたいと考えました。

他にも、欲しい場面だけを切り出してファイル化したい場合にも役に立ってくれそうです。

操作方法

早速使ってみた記録。インストールは不要なので、ダウンロードファイルを展開したフォルダからLosslessCut-win.exeをダブルクリックなどで起動します。

ソフトを起動すると、ソフト画面が表示されます。

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ソフトの基本的な画面、ここで編集したい動画(mp4)ファイルを開きます。(ドラッグ&ドロップでもファイルを開くことができます。)

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ファイルを開くと最初の場面がメイン画面に表示された状態でファイルが読み込まれます。
直感的に再生ボタンっぽいボタンをクリックすれば場面が進んでいきますし、巻き戻し、早送り(速くないけど)もボタンでできます。

ここから切り取り操作開始。

切り取りたい最初の場面が選択されている状態で、

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この指矢印ボタン(しばらくマウスカーソルをポイントしていると「Set Cut start to current position」と表示されるボタン)をクリックします。すると、スライドバーには最初の選択した場面の位置に「1」と数字がつきます。
次に、切り取りたい最後の時間帯に移動して、

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この指矢印ボタン(しばらくマウスカーソルをポイントしていると「Set Cut end to current position」と表示されるボタン)をクリックします。
そうすると、

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有効なスライドバーが最後に選択した箇所まで短縮され、残りはごみ箱マークのようなマークと共に色が反転。
この状態で、ハサミマークが付いた「Export」をクリックすると、選択した箇所を元のファイルと同じフォルダに切り出してくれます。

実際に切り出しを完了したフォルダには、

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このようにテストファイルが元々1時間半あったのが、切り出した28分間の動画だけのMP4が生成されました。

単機能だから簡単で便利

録画した映像を簡単に切り出せるLosslessCutというソフト、直感的に使えるし、これならしばらく使わなかったとしてもすぐ使い方思い出せるからよさそう。
今回はMP4ファイルでしたが、設定画面を開いてみると、他のファイル形式も使えそうでした。

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MP3とかWAV、AACのような音声の録音で余分な時間帯をカットしてしまうという使い方にもつかえそうです。
あと、再エンコードしないので元の映像から切り出した映像が劣化することが内という点に加えて、余分な処理がないので動作が速いと言う点も魅力的でした。

インストール不要なので、最新版が欲しいときには実行ファイルのLosslessCut-win.exeを差し替えればバージョンアップできるし、これはよさそう。

他にも機能はありそうなので、もし使うことがあれば調べて見たいと思います。