今日はWake on Lanが動作しなかったPCを対処したときの記録をご報告です。
Wake on Lan(WoL)便利ですよね。
いざ使おうとすると…
WoLを使ってマジックパケットを送りつけてPCを起動する、Intel AMTのようなvPro対応なPCでない場合、ネットワーク経由でPCを起動する有力な選択肢のトップはWoLです。
ですが、いざ使おうとしたら、WoLが動作しなくなっていました。おや?
よく見てみると、PCの電源OFFのとき、NICのLEDが消灯しています。
WoLが正常動作しており待ち受け状態の時には、PCの電源がOFFであってもNICのLEDは点灯しているはずです。
「なんか設定が変わったのかなぁ…?」
と思いちょっと調べてみることにしました。
BIOS設定は変更なし
以前にWoL可能なように設定していたこともあって、BIOS設定を確認したところでは特に問題なくWoLが可能な設定になっていました。
「Power」メニューから「Automatic Power On」の設定で「Wake on LAN」と記載のある個所がEnable。
と、なるとWindows側(というかドライバというか)で設定する箇所が問題ってことかも、と思い、さっそくNICのプロパティを確認します。
そういや以前デスクトップPCのLenovo H320で知らぬ間にWoLできなくなっていたことを思い出しました。
blog.treedown.netこの時の結論はドライバの更新が(Windows Updateなどで自動的に更新される)要因となって、設定が変わったんだろう、と結論づけていました。今回も同じかなぁと思いながらWindowsの起動。
Lenovo H320でWoLをする方法はネットで検索しても出てこなかったので、手探りで苦労してあれこれ検証をやっていた記憶がよみがえります。
Windows上(というかデバイス)の設定
Windows上のデバイスマネージャやネットワークのプロパティからネットワークデバイスの構成画面を開いて「詳細設定」画面を確認してみます。
気になったのは二ヵ所、「Wake on 設定」というそのものな名前の設定と「PMEをオンにする」という設定。
「PMEをオンにする」設定はオンになっていましたが、
「Wake on 設定」の箇所は「OSが制御」という設定値になっていました。
これを「Wake On Magic Packet」に変更します。
次いで「電源の管理」という箇所を確認、「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」というチェックボックスと「Magic Packetでのみ、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」という二ヵ所のチェックボックスにチェックを入れます。
※前入れていたはずなんだけどなぁ・・・と思ったものの、実際入っていなかったので改めてチェックボックスをチェック。
ここでいったんPCの電源OFF、PCの電源がOFFでもNICのLEDが点灯することを確認しました。
WoLが正常動作しており待ち受け状態を示すLEDが点灯、おお、これで完成です。