営業部からレイアウト変更についての異議申し立てを受けた担当者、困った状況になってしまいました。
しかしその異議申し立ては矛盾に満ち溢れた異議だったのを、あとの担当者の説明で知ることになります。
昨日の記事:
こうして変更と主張する担当者
前回までで遭遇した出来事について、熱っぽく、しかし冷静に語った担当者は最後にこう言います。
「そもそもあの部署の連中彼らは、固定電話なんか使っていないんです。」
ああーそうですか。そういうこと。大変でしたね。まったく。
ようするに、普段から彼らは会社貸与の携帯電話を利用していて、固定電話なんか使っちゃいない、ってことらしいんです。
で、会社の通話履歴にも固定電話で通話した発着信の番号が大して掲載されていなければ、請求される通話料も大した通話料でもなくて、普段隣の島で仕事している社員に言わせれば、
「営業部直通の電話なんてほとんどかかってきませんよ。だって会社携帯使えば十分事足りますからね。」ってなものです。
だが、問題なのは「営業部長という役職にある人間が"親機"に異常な執着見せている」という点です。これがどうしょうもないところがあります。
実際に配線の敷設作業は私とその担当者が二人で実施することになります。そのため、実際に迷惑被るのは私が配線するモールとか線を引き回すとか、そういう労力が必要になる、ということと、あとは、引き回しを止めて子機のみにした直接の動機である
「遠い」
ということで、モール本数がかさむのと、長い電話線を買う必要があって、これが意外と高い、RJ11の二芯で構わないんですが電話線のくせに高いんです。
「こんなに費用掛けて、労力掛けて、達成されるのは
"私の気持ちの問題だ"、なんて報われなさすぎる。」
と言うのが担当の言い分です。分かる。分かるよ、その気持ち。
「しかも、これを私たちがシステムオーナーである社長に費用申請して備品を追加発注するために金額を申請するんですか?」
分かる、分かるよ、その気持ち。
「もっと言っておけば、レイアウト変更前の二年間、彼ら営業の全員が親機を窓際の離れにほったらかしで、子機を自分の机に置いて使っていたわけです。いままで親機なんて一回も使っていないんですよ。」
ああー、それ知ってる。
「で、今更"入社時に固定電話が目の前にないと仕事をしない"と社長と契約(約束?)している、と言われても、何の話ですか?ってなりますよね?」
分かる、分かるよ、その気持ち。
結局この事案、最終的には、社長中心のトップダウンで実行しているレイアウト変更なので、追加購入する備品費用なり、追加で配線作業することについても承認を得る必要があるところがポイントになります。
どうやったって勝手に進めることはできない、いったん社長に相談することになりました。
電話の子機と親機が同じ電話だ、ということが理解してもらえると、うまくいくんですかね?