本日はThinkPad X200のキッティングのため、マスタイメージを作成すべくWindowsOSを一からクリーンインストール作業を実施しましたので、ご報告します。
対象のThinkPad X200のモデルは7457-4PJです。
CPUはCore2DuoP8400/2.26Gといささか年代を感じますが、業務利用であればCore2Duoの機器にSSD搭載&メモリ増強で十分に現役で働いてくれます。しかも前回のThinkPad T61と違ってメモリ規格がDDR3なので、8GB化するにしてもメモリの単価がDDR2より安価に調達できるところが助かるところです。8GBあれば2・3ゲストOSを動作させるくらいの余裕がありますので利用用途も割と広がります。
OSインストールからドライバ適用まで
OSからドライバと必要なユーティリティーをインストールしていきます。
まずはWindows OSのインストールです。
インストールするOSはVL版のWindows7 Enterprise(SP1)のISOをDVDに焼いて使います。
インストール中にLenovo ダウンロードサイトから以下をダウンロードしておき、順に適用していきます。
※IntelチップセットサポートとIntelマトリクスストレージマネージャ(IMSM)だけはこの順番で適用しますが、残りの適用は順番は関係ありません。
- Intel チップセット サポート
ファイル名:g1ic09wj.exe - Intelマトリクスストレージマネージャ(IMSM64)
ファイル名:6iio10wj.exe - Intel ディスプレイ ドライバー (Intel GM45)
ファイル名:7xd658wj.exe - Intel PRO/1000 LAN
ファイル名:7vr722wj_64.exe
※(ドライバのみ)Intel PROSet ソフトウェアはインストールしていません。デバイスマネージャでINBOXドライバをIntel謹製ドライバに手動更新しています。 - Intel ワイヤレスLANagn
ファイル名:8aw217wj.exe
※(ドライバのみ)Intel PROSet Wirelessソフトウェアはインストールしていません。デバイスマネージャでINBOXドライバをIntel謹製ドライバに手動更新しています。 - IntelAMT_MEI(マネジメントエンジンインターフェース)
ファイル名:7vr308wj.exe - IntelAMT_SOLandLMS(不明なPCIシンプル通信コントローラ)
ファイル名:7vr408wj.exe - IntelME_FW
ファイル名:7ur6cdwj.exe
※実際にFWアップデートが必要かどうかはPCに依存します。 - Bluetooth
ファイル名:7zbv19wj.exe - Conexant オーディオ ソフトウェア
ファイル名:6ea160wj.exe - KB2674705
ファイル名:os7027ww_64.exe - KB976373
ファイル名:os7020wj_64.exe - Lenovo 指紋認証ソフトウェア(不明なFingerprint Sensor)
ファイル名:lfs33250w764.exe - スタンバイからのWoLpatch
ファイル名:osfj09ww.exe - デバイスとプリンターフォルダ内のアイコン表示に関するレジストリ・パッチ
ファイル名:osfr02wj.exe - ホットキー機能統合
ファイル名:8jvu43ww.exe - モニターファイル
ファイル名:79oi30wj.exe - 省電力マネージャー
ファイル名:n1au408w.exe - BIOS アップデート ユーティリティx64
ファイル名:6duj48j6.exe
ここまでがエラーなく無事完了しました。
デバイスマネージャが以下のように不明なデバイス無になります。
図:デバイスマネージャの図
不明なデバイスが表示されている状態でのデバイスマネージャの画面をキャプチャし忘れてしまいました。
Windows Updateを
Windows Updateは前回のT61クリーンインストールのときに、
「エラーメッセージ「メモリ不足のため実行できません。」
などとメッセージを吐き出してWindowsUpdateが進捗しなくなります。」
と記載しました。また、
「※メモリ2GB搭載の場合高確率でWindowsUpdateは上記のように停止します。4GBもあれば動作は違うかもしれません。」
と予測の話を書いています。
前回のメモリは2GBですが、今回は4GBを搭載していますので、これでいちど一括適用を実行してみようと思います。
つまりメモリ4GB搭載なら素のWindows7Ent.SP1からのWindowsUpdateはメモリ不足に陥らず、一括で適用ができるかどうか、というストレステスト的な確認です。
WindowsUpdateは前回同様200個を超える(208個だったように記憶しています。)数のKBをインストールする必要があります。
実際に完了するまでに数時間掛かってしまいます。むぅ…時間が掛かるなぁ、いくらSSD搭載でストレージのI/Oが速度アップしているとはいえ、WindowsUpdateは別の速度が遅いのでどうしても時間が掛かってしまうようです。
数時間待った結果として、エラーメッセージは表示される途中の中断もなく、無事最初に検出した208個すべて適用が完了しました。
これによって、メモリ2GBでは一括適用はできないが、メモリ4GBなら一括適用ができる、という検証結果となりました。
OS部分はこれで完了
あとは、業務に必要な固有ソフトウェアをインストールしていくだけです。
次はThinkPad T400のキッティング準備もしなければいけない状況です。こちらも、近日中にご報告します。