treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

※https化しました。その影響でしばらくリンク切れなどがあるかもしれませんが徐々に修正していきます。 リンク切れなどのお気づきの点がございましたらコメントなどでご指摘いただけますと助かります。

ThinkCentreのハードウェアチェック(組み込み)ツールを使ってみる

故障の疑いがあるThinkCentre M93p Tinyの故障確認をPC標準ツールでテストしてみたのでご報告です。
別途用意する必要がないこともあって簡易に故障を診断するには有用だと思いました。新しい機器に備わっているかは不明です。

故障の疑い

ThinkCentre M93p Tinyを使っているユーザ環境で、Windows10が起動しないという症状が発生しました。
ユーザ曰くにはハードウェア故障の疑いがあるとのこと。

ただ、ハードウェア故障って、システムドライブをSSDチェックツールで検証するか、メモリをMemtest86+くらいでチェックするしか手持ちのツールでは確認できません。
※Memtest86+は検査をするプロセスで、ある程度の負荷が掛かるのでメモリ正常動作の確認と同時に、他の部品も正常動作しているとみなしてハードウェア確認を(個人的には)クリアとしていることが多いです。

ただ、今回は明確にチェックツールでハードウェアの異常を確認することにしました。

Lenovo diagnosticsを起動する

ハードウェアの正常性確認に使うツールはLenovo diagnosticsといいます。これはLenovo製PCが起動する(BIOS/UEFIが正常動作する)のであれば、OSが起動しなくてもハードウェアの正常性確認をテストすることができるツールです。

さっそく起動してみます。

電源ONの後に、画面に「Lenovo」ロゴが表示されたタイミングで、(このタイミングでBIOS/UEFIが起動しています)「F10」キーを押下します。(ある程度連打でOKです。)

すると、Lenovo diagnosticsという表題の画面が起動してきます。

この最初の起動画面は左のリストに個別のハードウェア部品別テスト項目が並びます。右のリストには「System Information(システムの情報表示)」とか「Generate configuration file(構成ファイルの生成)」といったメニューが並びます。ちなみに右リストの一番下「Exit application」を選択するとこの画面を終了して再起動します。(終了時にはこれを選択します。)

今回は一通り全てのテストを実行したいため、「Run All」を選択しました。

選択すると次の画面に、

ここで実行するテストを選択するようです。標準だとQuick testsのみにチェックが付いていたので、Extended tests(拡張テスト)にチェックを付けて、さらに「Restrict tests to unattended only(テストを無人のみに制限します)」をチェックして自動的に進行するようにしました。

選択肢終わったら「Run Test >」を選択してテストを実行します。

テストを実行する

ここまでの操作で実際にハードウェアチェックが動作を開始します。

画面の「INFOTRMATION」とある箇所は現在実行中のテスト進捗、右の「RESULTS」にある一覧がテスト全体の一覧で、実行中のテストには「IN PROGRESS」表示がされます。

今回の指定したテスト方法だと、自動的にテストが進んでいき、特に問題の見つからなかった項目には「PASSED」が表示されます。
問題が見つかった項目は例えば以下のように、

「FAILED」で知らせてくれます。テストを合格できなかったということは何かしら問題がある部品=故障の疑いが濃厚ということになるかも。

なおテスト中の「RESULTS」画面は方向キー↑↓でスクロールでき、←→キーでスクロールを止めることができます。

こうして数時間程度の時間を要しましたがテストは全て完了しました。

テスト完了後には「RESULTS」画面は自動的にスクロールすることはないので、↑↓でスクロールして内容を確認することができます。

個別に確認してみる

各テスト項目別にテスト内容を確認してみます。

まずはCPUのテスト結果です。

全PASSEDでした。

メモリのテスト結果も、

全PASSEDでした。ちなみに画面が切れている(次の画面の上部)のですが一番下にBit fade test(~180 min)というのがあってこれがすごく時間がかかります。

続いてシステムボードのテストも、

全PASSEDでした。

最後にストレージのテストも、

全PASSEDと問題なかったようです。一つ「Drive self-test」という項目は「NOT APPLICABLE(該当なし)」となっていてテストは実行されなかったようです。

故障なし、という結果だったけど…

ここまで実施して、特に故障箇所は見つからなかった、という結果で完了しました。とはいえ、トラブルは継続しているため、別の要因があるということになるのですが、PC本体だけでテストができる本機能は、問題を切り分けるのに結構有用なんじゃないかと使ってみて思いました。