今日は昨日に引き続きまして、1.8インチSSDの性能を比べてみましたのでご報告します。
もしThinkPadをカスタムメイドモデルで購入してSAMSUNG MMCRE64G8MPP-0VAL1が内蔵されているようでしたら乗り換えの参考にでもどうぞ。
昨日の記事:
いずれもCrystalDiskMarkで1GiBを5回で表示されたスコアで比較しています。
SAMSUNG MMCRE64G8MPP-0VAL1
搭載されているThinkPadはX200s上のシステムドライブとして計測しました。
CrystalDiskMarkの結果
シーケンシャルアクセス、マルチキュー&マルチスレッドで
Read 98.39MB/s、Write 81.77MB/sとSSDとしてはそれなりに数字が出ています。
ただ4kランダムアクセス(シングルキュー&シングルスレッド)のReadが11.62MB/s、Writeに至っては0.384MB/sとちょっと低いな、と思わせる値になっています。
これを軸にして別の機器を比較してみましょう
HITACHI HTS541680J9SA00(HDD)
HITACHI(HGST)製のTravelstarのハードディスク(HDD)です。
型番はHTS541680J9SA00、80GBのちょい古ハードディスクで決して性能が高いわけではありません。
これが搭載されているThinkPadはX60sと結構前の機種で、そのシステムドライブとして計測しました。
CrystalDiskMarkの結果
シーケンシャルアクセス、マルチキュー&マルチスレッドで
Read 32.56MB/s、Write 37.10MB/s、ハードディスクですからね、それなりの数字で収まっています。古いハードディスクなのでこれでもスピードはまあまあ出ている方ですね。
4kランダムアクセス(シングルキュー&シングルスレッド)では
Read 1.100MB/s、Writeは0.702MB/s、そもそもハードディスクはランダムアクセスが遅いのですが、古いハードディスクのわりには頑張ってくれています。
Transcend TS128GSSD370S
お次はトランセンド SSD370の128GB、今回の本命です。どれくらい性能さが出るか気になっていました。
SAMSUNG MMCRE64G8MPP-0VAL1と同じThinkPad X200s上のシステムドライブとして稼働しているSSDを計測してみました。
CrystalDiskMarkの結果
シーケンシャルアクセス、マルチキュー&マルチスレッドで
Read 277.9MB/s、Write 197.3MB/s
年代が違うから当たり前なのですが、一桁違いますね。同じSSDでもSAMSUNG MMCRE64G8MPP-0VAL1の3倍以上の性能を出してくれています。
4kランダムアクセス(シングルキュー&シングルスレッド)では
Read20.89MB/s、Writeは34.32MB/sと大変優秀な数字が出ており、これで遅いならストレージじゃなくてCPUのせいじゃないですか?って感じの数字です。
比較表
表にしてみます。
並べてみるとSAMSUNG MMCRE64G8MPP-0VAL1は「4KQ32T1」とあるランダムアクセス(マルチキュー&マルチスレッド側)の処理速度はHDDより速度が出ているので古くてもさすがにSSDと思わせる性能を出しているようですね。
月並みですが、古いSSDでもHDDよりはOSやアプリの起動にはアドバンテージあり、ということで。