2017年2月のWindows Updateは分け合って配信されません、という件についてご報告します。
3月配信に延期になったようです。
2月は更新プログラム配信停止
2月のWindows Updateによる更新プログラムの配信は、Office製品関連のアップデートは2月9日に適用されているのは確認していましたが、OSのアップデートが適用されていないので「あれ?おかしいな?」と思っていました。
Microsoftのサイトを見てみると、「2017 年 2 月のセキュリティ更新プログラム リリース」というタイトルで以下のようなページが。
2月の更新プログラムは、3月の月例更新プログラム公開(3月14日)時に2月分も一緒に配信しますよ、てなことが書いてあります。
続けて、2月の更新プログラム直前に問題を発見した、という記述が。その問題は一部のお客様(これが誰か、はよく分かりませんが)に影響を与える可能性があり、予定していた更新日(つまり2月14日)に間に合わなかったので、更新プログラムの配信は2月はヤメにして3月にまとめて配信しますね、という主旨の記述があります。
問題が出るくらいなら…
去年Windows 7で延々起こっていたWindows Updateの更新の確認が終わらない件、多くの人に影響を与えていましたよね。あれより厳しい問題が起きたんでしょうな。わざわざ更新プログラムの配信を停止して翌月に順延するくらいですからね。
問題が出るくらいなら、いっそのこと時間を取って問題がないような更新プログラムの配信をします、ってのは歓迎したいところです。
でも気になるセキュリティ更新
ただ、ちょっと気になるのはFlashのアップデートです。
Adobe Flash Playerの脆弱性は既に公開されている情報となっています。
参考:JPCERT/CC :Adobe Flash Player の脆弱性 (APSB17-04) に関する注意喚起
当然ですが、対象となる製品とバージョン、には
「Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11 (24.0.0.194) 」
も含まれています。同じ内蔵しているGoogle Chromeは順調にアップデートするでしょうし、他のブラウザはPPAPIやNPAPI(旧名のFlash Pluginってやつ)のアップデートインストールを実行すればいいだけなのでそれほど問題にはなりませんが、IEやEdgeについてはMicrosoftがこのまま全部順延してしまうとFlashのアップデートも配信されないことになるまいか?という点はちょっと気になりますね。
Windows10やWindows8.1のユーザはちょっとこのFlash Playerの更新が配信されていない点は気にしておいた方がよさそうです。
こういうときに限って…だったりするんですよね。
配信されるまでインターネットオプション画面からセキュリティタブを選択し、
インターネットゾーンとかローカルイントラネットゾーンあたりのセキュリティレベルを「高」に変更しておく、というのもいいかもしれませんね。確かデフォルトは「中」だったか「中高」だったか。
追記:
2月22日無事配信されました。