ファイルサーバ整理にもいろいろあるものです。
やっぱりどんなデータがあるかという点が気になりますよね。
今日はファイルサーバ整理の際に思わず思わず二度見してしまったデータについてご報告します。
ある日ユーザが走ってシステム部門に窮状を訴えかけてきました。
「ファイルサーバが停止しました!!すぐに解決してください!大至急!」
えぇっ?そんな…。すぐにファイルサーバを確認します。
停止はしていないのですが、、、
容量が無くなってきている。マズイ。
早速、システム部門のデータから数GB別のストレージに移動させ、容量を確保して復旧させました。
で、根本的な障害復旧のために必要なのは…
データの選別が必要
そうです。要らないデータは捨てるかDVDなどの外部ストレージでアーカイブ化してファイルサーバのハードディスク容量は極力軽くしなければなりません。
ひとまずは動作が復旧したものの数GBなどはすぐに埋まってしまいます。
既存のデータを分析して、明らかに業務に不要なデータはないか、探してみることにしました。
いろいろなフォルダからデータをチェックして見ることにしました。もちろん一つ一つフォルダを開いていたら天文学的な時間と労力が必要になりますので、サーバ内で拡張子ベースで検索します。(Windowsサーチが搭載されていることがよかったと思ったのはこのときが初めてです。)
音声データ/写真データ/動画データがまず槍玉に挙がりますよね。
音声データを探る
まずは音声データ。ボイスレコーダーで録音したと思える会議の音声データが
「.WAV」で保存されていました。
えっ?「.WAV」?
か、勘弁してくださいな…。
これはざっくり10MB/分くらいのデータ量です。5分で50MB、60分のCDアルバムで650MB~700MBのCD容量全体を使うくらいのデータ容量です。
これがMP3やAAC、WMAなどの圧縮形式を用いていれば、ざっくり1MB/分、5分でも5MBと十分の一くらいの容量で済みます。レガシな言い方をするとフロッピーディスク1枚=1.44MBに1分のMP3などの音声データを記録することができます。シングル曲一曲で概ね2-3MB程度ですね。
このデータは必要に応じてMP3などの圧縮形式にしてもらうことにしましょう。ファイルのパスを確認し記録しておきます。
でも音声データはまだかわいいものでした。
写真データを見たときに、驚愕の事実が。
写真は
写真はそれなりに容量を要するのですが、一枚当たりの容量が少ないので割と見過ごしがちです。ですが最近ではスマホのカメラが発達することで枚数が増えれば侮れない容量になっていることもあります。
まず適当に一枚の写真を開いたんです。
そしたら、
ウェディングドレスに身を包んだ女性の姿
まあステキ。
?
えっ?ウェディングドレス?
思わず二度見してしまいました。
フォルダ内の写真を連続してみてみます。
…どなたかの結婚式の模様が納められた写真が何百枚もあります。
ムムム。
次のフォルダに移ります。
みんなでハイキングに行っています。
楽しそうですね~。
じゃなくて。
なんでハイキングの模様がファイルサーバに何百枚も入っているのです?
先ほどの写真に続き二度見してしまいました。
しかもどの写真もiPhoneで撮影したようで、2MB/枚の写真もありますが、5MB/枚の写真や10MB/枚近い容量の写真もあり、これらが束となって何百枚もあると、結構な容量です。
早速ファイルパスを記録して移動候補としておきます。
結局は動画
でも最終的に容量の問題を解決するのは「動画ファイルを取り除くこと」でした。容量も桁違いに数百GB程度の容量を消費していました。
動画はやはりファイルサーバの天敵と言える存在です。
ですが、写真で懲りていたので動画を再生してファイルの内容を確認するのは止めておきました。動画再生して唖然とするような動画だったらどうしよう、って思ったんです。日中の会社内で再生した動画がもし業務に関係ない動画だとしたら…。考えただけでも恐ろしい。
というわけで動画は無条件でファイルパスを記録して移動候補にしました。
最終的に移動の依頼
最終的にはこれらの容量を食っているデータを保管している部署に対して問合せをしてデータのDVD化を依頼しました。最終的にDVD化はシステム部門で実行しましたが。日々減っていくスピンドルのDVDを見るたびにファイルサーバの空き容量が増えていくのが実感できました。ヨシヨシ。
ファイルサーバは定期的な掃除が重要ですね。容量が限界突破する前にファイルサーバの整理を会社内でユーザにアナウンスして実施されることをお勧めしたいです。