連休明けから翌週の公開となった5月のWindows Update適用の記録です。
今月の更新プログラムの適用についてご報告です。
悪意のあるソフトウェアの削除ツール
OS共通の更新プログラムとなる悪意のあるソフトウェアの削除ツールは2月以来久々の更新となりました。
悪意のあるソフトウェアの削除ツール x64 - v5.133 (KB890830)
いつも通り適用。
Windows11
24H2で確認

- 2025-05 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 24H2 の累積更新プログラム (KB5058411)
23H2も特に変わらず累積更新プログラムだけの公開のようです。

- 2025-05 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 23H2 の累積更新プログラム (KB5058405)
Windows11 24H2で5月に更新があった既知の不具合は以下の1件でした。
■アプリアタッチ機能を使用する AVD アプリケーションの起動に失敗する可能性がある
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/release-health/status-windows-11-24H2#3548msgdesc
Windows10
22H2の適用結果より。

- 2025-05 x64 ペース システム用 Windows 10 Version 22H2 の累積更新プログラム(KB5058379)
同時に.NET Frameworkの更新KB5057056が適用されましたが、先月のプレビューなので今月分としては上記OSの累積更新プログラムだけの公開です。
(※追記(2025-05-21):Windows10累積更新プログラム「KB5058379」の一部環境で不具合発生の情報がありました。後述します。)
LTSB(LTSC)1607では、

- 2025-05 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 の累積更新プログラム (KB5058383)
- 2025-05x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 サービス スタック更新プログラム (KB5058524)
SSUの更新が確認できました。
最近、1507のバージョンはWindows Update公開日には上手く更新ができなくて、一週間程度間をおいて更新を実施していたのですが、今月は問題なく完了できました。

- 2025-05x86 ベース システム用 Windows 10 Version 1507 サービス スタック更新プログラム (KB5058527)
- 2025-05 x86 ベース システム用 Windows 10 Version 1507 の累積更新プログラム (KB5058387)
SSUが配信されていますので後述。
サービススタック更新プログラム
SSUの更新の情報確認。
https://msrc.microsoft.com/update-guide/vulnerability/ADV990001
記事現在でURLにある内容の更新自体はまだされていませんでしたが、1507でKB5058527が、1607ではKB5058524がそれぞれ配信されているため、しばらく待てばドキュメントの内容に更新があると思われます。
この他、気になった情報
Windows10(22H2)で既知の不具合が新規に追加されています。
■一部のアプリのスタート メニュージャンプリストは、Windows 10で期待どおりに動作しない可能性があります
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/release-health/status-windows-10-22H2#3547msgdesc
スタートメニューで、最近使用したファイルの一覧を含めたジャンプリストを表示できないという症状のようです。自動的に更新され問題が解決する症状のようです。
この他、随時必要に応じて追記していこうと思います。
追記:(2025-05-21)
Intel vPro(のTXTサービス)が有効なPCでBitLockerが有効化されたWindows環境では、BitLockerの回復キーが要求されるという症状がKB5058379適用環境で発生したようです。
※参考:「BitLocker」回復キーが求められることも ~Windows 10に問題、「KB5061768」が緊急公開
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/2015416.html
このため、定例外で「KB5061768」が5月20日にリリースとなりMicrosoft Update Catalog内で公開されました。
※必要な環境ではMicrosoft Update Catalogでダウンロードし手動適用が必要となります。