先月のエラーがちょっと気になる2月のWindows Updateです。
結局回復パーティションの操作が必要というのは変わらず。先月エラーだった環境は今月もエラーになります。
悪意のあるソフトウェアの削除ツール
OS共通の更新プログラム
悪意のあるソフトウェアの削除ツール x64 - v5.121 (KB890830)
いつも通り。
Windows11
22H2から確認。
- 2024-02 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 22H2 の累積更新プログラム (KB5034765)
- 2024-02 .NET Framework 3.5 および 4.8.1 の累積的な更新プログラム (x64 向け Windows 11, version 22H2 用) (KB5034467)
23H2の更新。
- 2024-02 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 23H2 の累積更新プログラム (KB5034765)
- 2024-02 .NET Framework 3.5 および 4.8.1 の累積的な更新プログラム (x64 向け Windows 11, version 23H2 用) (KB5034467)
特にエラーなどは発生しませんでした。
Windows10
22H2の環境から。
- 2024-02 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 22H2 の累積更新プログラム (KB5034763)
- 2024-02 x64 (KB5034685) 向け Windows 10 Version 22H2 用 .NET Framework 3.5、4.8 および 4.8.1 の累積的な更新プログラム
先月のWindows Updateで<2024年1月のWindows Update - treedown’s Report>失敗となった環境では、同様に
- 2024-01 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 22H2 のセキュリティ更新プログラム(KB5034441)
が検出され、
適用失敗となります。(根本的な解決してないから当然ですが)
ただ、エラーはダウンロードエラーとなっており、Microsoftが適用のための改善策を準備している模様。
1607の環境は特に問題なし。
- 2024-02 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 の累積更新プログラム (KB5034767)
- 2024-02x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 サービス スタック更新プログラム (KB5034862)
- 2024-02 Windows 10 Version 1607 (x64 版) 用 .NET Framework 4.8 の累積的な更新プログラム (KB5034614)
SSUが適用。
サービススタック更新プログラム
SSUの更新の確認。
https://msrc.microsoft.com/update-guide/vulnerability/ADV990001
Windows10の1607でSSUの適用が検出されたので、Windows Server 2016にもSSUの提供がありそうです。上記URLの記載では今月分リリース日の更新は記事現在ではされていませんでしたが、数日すれば更新されそうです。
この他、気になった情報
「2024-01 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 22H2 のセキュリティ更新プログラム (KB5034441)」の適用でエラーが発生する環境は世の中に多いらしく、Microsoftが一般的なユーザでも実施可能な対処策を準備しているようです。
※Windows11だと「2024-01 x64 ベース システム用 Windows 11 のセキュリティ更新プログラム (KB5034440)」と表記されています。
たぶんこのPowerShell<Add an update to Windows RE | Microsoft Learn>もその一環だと思います。
内容については、先月のWindows Update<2024年1月のWindows Update - treedown’s Report>の「この他、気になった情報」記載のURLを確認。
しばらく、Microsoftの続報待ちにしておこうと思います。※ちなみにエラーの環境ではBitLockerを使っていない環境のため、更新プログラムの適用をKB5034440/KB5034441だけ延期しています。
あと、CVE-2023-36019:Microsoft Power Platformの更新についてメモ。
https://learn.microsoft.com/en-us/connectors/custom-connectors/#21-oauth-20
既存のOAuth 2.0コネクタを使用している環境では、コネクタごとのリダイレクトURIを使用するにはこれらのコネクタを 2024年3月29日までに更新する必要がある、ということのようです。