treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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ちょっとしたことだけどSnipping Tool便利

たいしたことではない、ちょっとしたTIPSですが、Snipping Toolの機能で便利だと思ったことがあったのでご報告です。

Snipping Toolとは

Snipping ToolはWindowsの標準機能で、「Winキー」+「Shiftキー」押しながら「"S"キー」を押下することで起動できる部分的な画面キャプチャ機能です。

上記のキーを押下することで、画面が暗転し、上部にこのような表示が出ます。

このモードの時にカーソルである「+」表示を操作して、画面内の一つの箇所を画像として切り抜くことができます。

ここまでは、Windowsを使っている人は結構知っている操作です。

Snipping Toolの便利機能

意外と知られていない(と思う)のが、ここからです。
Snipping Toolで切り取った画像から文字データを収集できる、という機能。

Snipping Toolで画像を切り出した後、クリップボードに画像がコピーされますが、

そのとき、このような通知が表示されます。これをクリックすると、

Snipping Tool画面が開きます。この画面上部、

この箇所の「テキストアクション」のボタンをクリックすると、このように

画面から「すべてのテキストをコピーする」をクリックしてみます。

別のテキストエディタなどにペーストすると、

このように、画像内の文字列をテキストとして保存することができる、という機能が備わっています。これは地味に便利。

部分的に選択することもできる

画面内のテキスト全体の取得だけでなく、部分的に欲しいテキストだけを選択することもできます。

先ほどの画面でテキストが識別された状態で、

このようにマウスで欲しい部分だけを選択してCtrl+Cでコピーすると、ペーストする文字列は、

このように、選択した部分だけがクリップボードに保存されます。

これも地味に便利。

調べてみたら…

この機能、便利だと思ったのでいつから使えるようになったかを確認してみたところ、2023年の9月のInsider Previewで公開されていた昨日だったようでした。本番環境に適用されたのはそのちょっと後くらいでしょうか。

「Snipping Tool」のアップデート(v11.2308.33.0)で有効になった機能みたいでした。OCR機能が搭載されて画像からテキストを読み込むことができるようになった模様。

今回試したバージョンはv11.2312.33.0でした。
正常にバージョンアップしているWindows11なら使えるようになっているはずです。