3月になってもうWindows Update更新の時期になりました。時間の経つのが早い。
悪意のあるソフトウェアの削除ツール
OS共通で配信
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール x64 - v5.111 (KB890830)
通常通り。
Windows10
22H2で確認。先代のWindows8.1サポート終了で枯れたOS感が出てきてもいいのですが、イマイチ安定してないOSです。
- 2023-03 Windows 10 Version 22H2 x64 ベース システム用の累積更新プログラム (KB5023696)
OSの月例更新だけでした。
LTSB 2016(Ver.1607)は
- 2023-03 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 の累積更新プログラム (KB5023697)
- 2023-03x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 サービス スタック更新プログラム (KB5023788)
OSの月例更新の他にSSUが来ていました。
Windows11
Windows11、徐々に使い始めています。
- 2023-03 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 22H2 の累積更新プログラム (KB5023706)
Windows10と同様にOSの更新プログラムのみでした。が、Windows11の22H2にはカスタマイズ環境で注意が必要なことがあるので後述。
サービススタック更新プログラム
SSUの更新の確認。
https://msrc.microsoft.com/update-guide/vulnerability/ADV990001
いつも通り情報ページの更新が遅いのですが、Windows10 LTSB 2016(1607)でSSUが来ていたので、Windows Server 2016でもSSUが来るだろうということを予想。当該バージョンでは適用後にSSUが出てこないかを気にしておこうと思います。
※Windows Server 2012で先月につづきSSUの適用は確認しました。
この他、気になった情報
Windows11の月例更新プログラムKB5023706の既知の不具合に気になる記載があったので注意していこうと思います。
■2023 年 3 月 14 日 — KB5023706 (OS ビルド 22621.1413)
https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/march-14-2023-kb5023706-os-build-22621-1413-9d3f2de5-08e7-4462-8fba-d944201f4ae1
このページの「この更新プログラムに関する既知の問題」に、KB5023706以降の全ての更新プログラムをインストールしたらWindows11が起動しなくなる可能性がある、という記載が見て取れます。
対象となる環境というのが「一部のサードパーティ製UIカスタマイズアプリを持つWindowsデバイス」と記載されているため、スタートメニューやタスクバーなどのUIをカスタマイズするアプリケーションがインストールされている環境が対象のようです。
ここで挙げられているのはExplorerPatcherとStartAllBackという二つのアプリが挙げられていますが、他のアプリケーションでも発生する可能性はあるのかもしれないことと、唯一の対処方法として提示されているのは「サードパーティ製UIカスタマイズアプリをアンインストールすること」だけなので、月例更新プログラム適用前にイメージバックアップなどでWindowsが起動しなくなる前の環境をバックアップしておくというのも備えとしては良いんじゃないかと思いました。
サーバ(Windows Server)でUIカスタマイズアプリを使っているケースも少ないだろうから、クライアントOSであるWindows11に限定した話だと思いますが、Windows11って使い勝手が今一つなところもあるからUIカスタマイズアプリ欲しくなるという人の気持ちも分かるような気はします。