treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

※https化しました。その影響でしばらくリンク切れなどがあるかもしれませんが徐々に修正していきます。 リンク切れなどのお気づきの点がございましたらコメントなどでご指摘いただけますと助かります。

Windows Updateが進まず修復を試みる

Windows Updateが正常動作しなくなったPCを調査することになったので、実施したことをご報告です。
前回同様にエラーを解消させることはできませんでした。

症状

Windows Updateの更新プログラムの適用がダウンロードしていますのまま止まってしまうという動きを見せています。当然適用はされずダウンロードが進行したように見えても、

この画面に戻ってしまうという無限ループで、正常動作していないのではないかと考えました。

そこで、

Windows Updateエラー0x80073712に悩んで諦める - treedown’s Report

前回、実施したけど症状が改善しなかったdism.exeとsfc.exeの二種類の修復コマンドを試してみます。

dismコマンドの試行

コマンドdism.exeで修復を試みました。

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C:\Windows\system32>Dism.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.14393.4169

イメージのバージョン: 10.0.14393.4169

[===========================85.1%=================         ]
エラー: 0x800f081f

ソース ファイルが見つかりませんでした。
機能の復元に必要なファイルの場所を指定するには、"Source" オプションを使用してください。ソースの場所の指定の詳細について は、http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=243077 を参照してください。

DISM ログ ファイルは C:\Windows\Logs\DISM\dism.log にあります

C:\Windows\system32>
--------------------------------------------------------------

エラーになってしまいました。

ちなみに、正常に終了した場合には以下のようになります。

こうならないということは、システムイメージに何かしら不具合が発生しており、Windows Updateもそのエラーによって正常動作をしていない、という仮説を考えました。

参考URL:
DISM またはシステム更新準備ツールを使用して Windows Update のエラーを解決する
https://learn.microsoft.com/ja-JP/troubleshoot/windows-server/deployment/fix-windows-update-errors

Windows Updateに影響する話もここにあります。

sfcコマンドの試行

ひとまず、sfcコマンドも試してみます。dism.exeとの違いはこちらはシステムファイルの破損チェックを実施します。

--------------------------------------------------------------
C:\Windows\system32>sfc /scannow

システム スキャンを開始しています。これにはしばらく時間がかかります。

システム スキャンの検証フェーズを開始しています。
検証 100% が完了しました。

Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。

C:\Windows\system32>
--------------------------------------------------------------

sfcコマンドの実行結果では特にエラーはなし。
となると、Dismコマンド実行結果のエラー: 0x800f081fを解消することが優先事項となりそうです。

調べる

参考にしたのは再び<DISM またはシステム更新準備ツールを使用して Windows Update のエラーを解決する - Windows Server | Microsoft Learn>の記述。

WIMファイルを用意してソースとすることで修復することも可能のようですが、今回はWindowsのインストールDVDを用意して、"d:\sources\sxs"(※ここでは、D:ドライブがDVDドライブ)を指定して、再度実行してみます。

dismコマンドの再試行

ソースを指定してDISMコマンドを実行するときは、エラーメッセージにもあったように"/Source"オプションを付けてパスを指定し、コマンドを実行します。

DISM.exe /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:D:\sources\sxs

こんな感じ。

実行してみました。

かなり長い時間(数十時間)実行を見守り続けましたが、ここから進まなくなってしまいました。うーん、エラーの解消は難しいんでしょうか。

このPCはイメージバックアップを取得しているので、イメージバックアップ時点までには戻ってしまいますが、現状のプロファイルデータをバックアップしてOS環境をリストアののち、プロファイルデータをリストアするほうがいいかなと思いました。

現状、まだ考え中です。

後日

結局、数年前と古い状態ですがイメージバックアップが取得してあったので、ユーザデータはバックアップしてイメージバックアップからリストア、イメージバックアップから復元したOS環境をベースにWindows Updateやら更新したソフトウェアの再インストールやらを実施して環境再構築することになりました。