5月のWindows Update配信開始。今月はWindows10バージョン1909(当方はもう持っていませんが)最後の適用となる月です。
適用の記録。
悪意のあるソフトウェアの削除ツール、配信
4月に続いて5月も悪意のあるソフトウェアの削除ツールが配信されていました。
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール x64 - v5.89 (KB890830)
ただ、Windows10の2004では検出されなかったのがLTSB(LTSC)1607では検出される、Windows8.1も検出される、と言う具合にWindows10のCBでは出てこないのがちょっとよく分らないところ。
Windows10
バージョン2004は月例更新が一つだけでした。
適用は、
- 2021-05 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 2004 の累積更新プログラム (KB5003173)
通常のCB更新であるWindows10 Proは2004しか持っていないのですが、1909のWindows10がある場合には、今月の月例更新プログラムが最後の更新プログラムの提供となるため、来月の月例更新が配信されるまでに、大型アップデートを適用して2004以上にしておくことが推奨されます。※Enterpriseは30ヶ月サポートの秋バージョンなので来年(2022年)5月。
LTSB(LTSC)の1607も特に問題なく適用完了。
適用は、
- 2021-05 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 の累積更新プログラム (KB5003197)
特に問題なく動作しています。
最新のサービススタック更新プログラムの確認
マイクロソフトセキュリティアドバイザリ通知によると、2021年5月11日にリリースまたは更新されたセキュリティアドバイザリのなかに、「ADV990001:最新のサービススタックの更新」が含まれているらしい。
https://msrc.microsoft.com/update-guide/vulnerability/ADV990001
本記事作成(2021年5月12日)現在では2021年4月の表記までしか表示がありませんでしたが、先月<2021年4月のWindows Update - treedown’s Report>と同様、後日更新される可能性もあるのでいちおうしばらくはチェックしておくようにします。
Windows8.1
Windows8.1は月例の累積的更新プログラム以外に.NETの更新がやってきました。(インストール済の.NETのバージョンにもよるだろうけど。
適用は二つ、
- 2021-05 x64 ベース システム用 Windows 8.1 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB5003209)
- 2021-05 Windows 8.1 (x64 版) 用 .NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ (KB5001881)
こちらには1607同様、悪意のあるソフトウェアの削除ツールも来ています。
Windows7
Windows7も月例のセキュリティ品質ロールアップ一つのみ。
適用は、
- 2021-05 x86 ベース システム用 Windows Embedded Standard 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB5003233)
特に問題なし。
Office2010のセキュリティ更新廃止?
とうとうOffice2010のセキュリティ更新が配信されなくなりました。
4月まで検出されていたOfficeのセキュリティ更新プログラム、同じ環境で5月には検出されなくなっています。
ようやく、Office2010の本当の意味での終了となったようです。