ある日、Excelを使って表を開き、値を入力して、完了後に保存して終了する際、警告メッセージが表示されました。
このメッセージは何?と思ったのでご報告。
表示される警告メッセージ
その警告メッセージは、Excelを保存して終了する際に現れました。
毎日開いて入力して保存して終了、というExcelファイルをいつも通り開いて保存して終了する際に、
「ドキュメント検査機能では削除できない個人情報がドキュメントに含まれていることがありますので、ご注意ください。」
というメッセージが表示されました。
ある日突然、といった感じで表示されるようになったので、原因は謎です。
要因
恐らく、ですが。
確かOffice2007か2010くらいのバージョンから、非表示のデータや個人情報を自動チェックして、ファイルのプロパティに残存する個人情報(作成者や最終更新者のユーザ名自動保持)を削除してくれる、という機能だったように記憶しています。
確かに、
ファイルの情報をExcelから確認してみると、「作成者」や「最終保存者」といった箇所はユーザ名(Officeに登録しているユーザの氏名)が自動的に保存されるはずが、未入力状態となっていました。
試しにドキュメント検査をやってみる
試しに、「ブックの検査」から「ドキュメントの検査」を実行してみました。
「情報」画面から「プロパティ」が表示されているのと反対側(画面中央)にブックの検査という項目があって、そこのドロップダウンリストを開くと「ドキュメント検査」という選択肢が出てきます。
これを起動すると、
こういう画面が表示されて、
「ドキュメントのプロパティと個人情報」という箇所に何かしら警告メッセージを表示させる要因がある、ということが分かります。
■ちなみにMSの公式サイトご参考:
Microsoft ドキュメント、プレゼンテーション、ブックを検査して非表示のデータと個人情報を削除する
どうしよう…
保存のたびにワンクリック多く増やされてしまうのは困ります。面倒だから。
じゃあメッセージが出なくなる方法を採ればいいのですが、どうしようか、となります。
その選択肢は二つあるよう。
「Excelでドキュメント検査機能をオフにして、このメッセージが表示されないようにする。つまり機能自体無効化してしまう。」
と
「警告メッセージが表示されたドキュメント(今回はExcelファイル)に記録されている(メッセージの要因になる)情報を削除してメッセージを出なくする。つまり別のファイルでも出るかもしれない。」
という二択が浮かんできました。
ドキュメント検査から削除してしまえば、警告メッセージは出なくなるような気がします。
でも他のドキュメントでも出るかもしれない、もうこういうお節介は不要という場合には、機能自体をオフにしてしまうほうがいいのか?とも思いました。
オフにするにはドキュメント検査機能はExcelの「オプション」から「セキュリティセンター」を開いて「プライバシーオプション」画面を開くと設定項目が確認できます。
画面中「ドキュメント固有の設定」とある箇所の「ファイルを保存するときにファイルのプロパティから個人情報を削除する」というチェックボックスをOFFにすることで、この検査機能の結果表示される警告メッセージを抑制することができるはずです。
今回は迷ったのですが、Excelファイル一つだけなので、ドキュメントのプロパティと個人情報の削除で完結することにしました。
削除完了。
個人的な結論
「ドキュメント固有の設定」とある箇所の「ファイルを保存するときにファイルのプロパティから個人情報を削除する」というチェックボックスで設定できる箇所。
この機能をオフにすると、外部にファイルを送信する際、ファイルのプロパティにある作成者や最終更新者の欄に自動入力された名前が意図せず別の外部に渡ってしまうかもしれませんし、これを手動で編集するのもファイルを送信する際に都度確認するというのもなかなかに手間になります。
機能をオフにせず、今回は警告メッセージが表示されるファイルだけで対処することにしました。
ただ、今まで表示されなかった警告メッセージがなぜ突然表示されるようになったのか、その疑問は全然突き止められなかったのがモヤモヤです。