treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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2019年2月のWindows Update適用した

まだ経過観察が済んでいませんが、ひとまず2019年2月のWindows Update月例更新プログラムを適用したのでご報告します。

今月は問題があまり出なさそうかなという感じを受けていますが、油断はできないのがWindows Update。

一通り適用

メインで利用するWindows10、他サブ環境のWindows7とWindows8.1と一通りのOSにWindows Updateを適用しました。Office関連はインストールしているPCとインストールされていないPCがあるのであるなしで更新プログラムの記述が変わってきますけど。

Windows10 ver1809

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適用上は問題なし。リリース当時は大問題を巻き起こした1809も最近は安定してきているように思えます。やっぱ一世代は遅れて適用って必要なのかなぁ、と思う毎年の大型アップデートの配信。
ちなみにLTSB2016も

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LTSB2015も

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特に適用上問題はなし。

Windows7もすんなり適用、

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ただWindows7はエラーなく適用できたからといって安心できないのが最近の傾向です。引き続き変な動作がないかは経過観察。

現時点では(個人的に)最も信用度が高いWindows8.1、

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適用問題なし、経過観察です。

今月は適用後すぐに顕在化する問題はなく、適用してからしばらくは様子見になりそうです。

元号関連

Windows7でKB4486563を適用したらば、再度元号関連の不具合が出ると、既知の問題に記述があります。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4486563/windows-7-update-kb4486563

このページ内の既知の問題欄に、

「After installing this update, the first character of the Japanese era name is not recognized as an abbreviation and may cause date parsing issues.」

と記載がざっくり訳すと、

「この更新をインストールすると、日本の元号の名前の最初の文字が省略形として(通常表示されるものが)認識されなくなり、日付関連で問題を起こす場合があります。」

と記述があります。

Windows10の更新プログラムを適用でも同様に発生するとのこと、例えば、1809だとKB4487044、1607(LTSBの2016)ではKB4487026を適用するとこの問題に該当する、というどのWindowsのバージョンでも発生するということのよう。

さっそくどういう状況かをレジストリから確認してみました。
確認するレジストリキーは

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nls\Calendars\Japanese\Eras

にあります。

Windows Updateの2月分を適用してWindowsでは、
まずはWindows7を見てみました。

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次いでWindows10で

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Windows8.1でも

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全部同じ、何が変わったか分からないかもしれないけど、1月時点のWindows Updateで適用が停止しているWindows8.1があったので、レジストリエディタを開いて見てみたら、

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ふーむ、なるほど。正しくはこうなるわけですか。

昭和なら「昭」が略称として使われなきゃいけないところが、環境依存文字の「㍼」で登録されている、他の元号も同じように環境依存文字である平成=「㍻」、大正=「㍽」などとなっています。
「今後のリリースでアップデートを提供する予定です。」となっているので、元の一文字略称にそのうち戻るというものだと思いますけども…Accessアプリとかで○○台帳に元号の略称を使っているとなんか影響しそうですよねぇ。

※追記:
さしあたり対処が必要、と言う場合には、上記のレジストリを1月時点の表記と同様になるよう「㍼」を「昭」と書き換える、という対処法が公式で推奨されている対処のようです。つまり「元号の略称が2月のWindows Updateで想定外の動作をするようなら、1月までのレジストリキーと同じになるように手動でレジストリキーを直してね。」ってMicrosoftから情報が発信されているそうです。

さしあたり、深刻な影響が把握できるまではMicrosoftの修正版更新プログラムを待つようにしています。