最近管理下の環境ではWindows Updateで不具合は出てこなかったのですが、久々にはっきりした不具合が出てきましたのでご報告します。
対象の不具合とは
その不具合は、3月のアップデートが適用されてから、ちょっとづつ出てきました。
「なんか、無線LANに繋がらないんですよね。」
という話を聞いて、PCの設定を見ればSSIDの設定が空っぽ…。こうしてSSIDを手動設定(バッチ化してあったからバッチで実行)することに。
※イメージ図
確かにここにあったはずなんだけどなぁ…?
すると別のPCでも同じ症状が発生、またしてもSSIDの設定が空っぽ…?再びバッチファイルで設定。
「これ、いったいなんですの?」
そうですよね…、気になりますよね。
キッティングではもれなく入れていた無線LANのSSID設定、つい昨日まで使われたいたはずの無線LANが突然使えなくなる、という現象。
調べてみることにしました。
たどり着いた情報
現象の発生直後では情報は少なかったのですが、しばらくすると有力な情報を見つけました。
これによれば、
- KB4088875
- KB4088878
のいずれかを適用することで、無線LAN(有線LANも)の利用に問題が発生するそうです。
で、このブログの記述によれば、問題として発生する事象は…
- NICに設定した(たぶん静的設定した)IPアドレスが初期化されDHCPを利用するように変わってしまう。(たぶん初期化)
- ステルスモードを利用している無線LANのSSIDへ接続するための無線プロファイルが表示されない(たぶんなくなるということ)
- 無線LANアダプタの無効化、利用できない症状
これらがWindows7とWindows Server 2008で発生するということらしいです。(※Windows Server 2012以降のOSで発生するかは不明とのことなので、おそらくWindows8.1の影響もまだ不明、という事だと思います。実際当方の環境ではWindows7のみで発生しており、Windows8.1では発生していません。)
確かに、ステルスモード…使ってますね…。
ものの見事にステルスモードを利用している無線LANへのSSIDの無線プロファイルがきれいさっぱりなくなっていますので、この現象に該当しているのはほぼ間違いないだろうと、いう結論に達しました。
SSIDがフッと消えるKB
この2018年3月、Windows7を利用するうえで気を付けておきたいWindows UpdateのKB番号は、
KB4088875
KB4088878
の二つです。無線LANのSSIDが消えるという症状がでました。
他にも(当方では出ていませんが)無線LANのNICが無効化されるという症状もでるようですから、管理PCにWindows7が多ければ対処に追われてしまうようなこともあるかと思います。SSIDはユーザ権限で追加できますが、無線LANのNIC有効化は管理者権限が必要になりますから、ユーザに管理者権限渡すわけにも行かないし…。
久々にちょっと重たい不具合が出てしまいましたね。Windows Update、不具合を修正したアップデートのリリースへ向けた動向を注目したいと思います。
※2018年4月5日追記:
不具合を対処する更新プログラムがリリースされました。
詳しくは↓こちらまで