treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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(3/3)システムを更新しています(○%)から進まない

ようやくの解決編です。

とりあえず記述があった方法一通り試してみて、Windows Update後の再起動がうまくいくかどうかを試してみることにします。

KB3000850を除外してやってみる

KB3000850を除外すれば成功するのなら、一回やってみましょう。なあにどうせWindows Server 2012をインストールしただけの環境ですし、Hyper-Vですからチェックポイントでバックアップ&リストアは自由自在です。

と、いうことで、一旦OSインストール完了直後の状態に巻き戻し、Windows Updateを開いてみました。

図:更新プログラム検出状態

f:id:treedown:20170131115558p:plain

この時点で重要な更新プログラムは200個存在しています。

図:適用画面でKB3000850を除外

f:id:treedown:20170131115606p:plain

頑張って探し出した「KB3000850」のチェックボックスを外して、KB3000850が適用されないようにします。

この状態にして、Windows Updateを実行、ひたすら待ちまする。

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適用完了後、忘れずにHyper-Vの機能でチェックポイントを取得しておくことにします。
ここから以降の手順をいくつか試すために、時間が掛かってしまうWindows Updateまでが完了した状態で一旦チェックポイントを取得しておけば、あとでここに巻き戻って作業を試行することができるようになりますからね。

で、再起動した結果なんですが…

f:id:treedown:20170131115707p:plainここから

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ここまで行ったんですが…

…なんかダメっぽい。

結局症状は変わらず、
「Windows更新プログラムを構成できませんでした
 変更を元に戻しています」
この後で、自動的に再起動がはしって、

「システムを更新しています(4%)」でストップしてしまいます。

単純にKBを外すだけじゃあダメみたいですね。

セキュアブートを外してみる

次に試したのはセキュアブートの解除です。
と、いうのも前出のサポートオンラインの書き込みに、
「I have both of my VMs back now, and I did not disable Secure Boot in either VM.」
※どちらのVMでもSecure Bootを無効にしませんでした。

と記述があるので、もしかして、この大量KBの適用はセキュアブートが有効になっていると問題が起きるのかな?と思ったものです。

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てなわけで、Hyper-Vマネージャからゲストの設定を開いてセキュアブートを無効にします。

先ほどWindows Update適用直後の状態をチェックポイントで取得しているので長々Windows Updateの適用を待つ必要はありません。チェックポイント適用で巻き戻してしまいます。

早速適用完了直後からセキュアブートが無効な状態で再起動を試みました。

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お?なんかよさそう。

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無事起動!長かった~。

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除外したKBの分が残になっています。

と、いうわけで、この症状に陥った時には

  • KBを除く(今回はKB3000850)
  • セキュアブートを無効にする

この二点が必要になるようです。私の環境では両方必要になりました。