今回は調査編です。
あれからいろいろ調べてみることにしました。いくつかなんとなくな情報が引っ掛かってきました。
動作がへん?
まず、動作が変なのは、昨日の「システムを更新しています」で止まってしまう前にWindows Updateの適用で失敗しているメッセージが出るということです。これは適用後の再起動でそのまま放っておくので見逃していました。
なんか悪いもん(KB)を食わせているってことになりますね。
■調べてみた結果…。
情報元となったURLもついでに見てみました。なにやらそれらしい記述が。
Windows update stuck at "updating your system 8%"
Hyper-VゲストでWindows Server 2012 R2のWindows Updateでスタック(?)とあります。※タイトルに「Windows update stuck」
スタック?ってなんでしょうかしら。でもタイトルには「at updating your system 8%」と言葉が続いていますので、同じような環境で同じような症状のようです。
ふーむ。これを読んでみると、
「2014年11月の更新プログラムのロールアップによって発生した可能性があります -
http://support.microsoft.com/kb/3000850/
の 既知の問題を参照してください
私はWindows Server 2012 R2ベースのHyper-Vホスト上で動作するWindows Server 2012 R2を搭載した第2世代の仮想マシンでこれを体験しました。
起動時にアップデートをスキップする方法については、
2012 R2 Hyper-V server stuck at Updating your system 6% after windows update
をご覧ください。 」
この症状は KB3000850 によって引き起こされているように見える記述です。
実際他の記述には「KB3000850 以外の重要なアップデートをすべてインストールしたらうまくいったよ」という記述もあります。
他にも
「他の197個のアップデートをインストールしてリブートに成功した後、私はKB3000850をインストールしました。そのアップデートは再起動を必要としませんでしたが、私はとにかく再起動しました...そして...それは実現しました!
どちらのVMでもSecure Bootを無効にしませんでした。 」
ふーむ、このちょっと前のコメントで
「recommends shutting down your VM, disabling Secure Boot in the VM settings, and then installing the KB3000850 update.」
という記述がありまして、日本語にすると
「VMのシャットダウン、VM設定のセキュアブートの無効化、KB3000850アップデートのインストールをお勧めします。」
となります。要するにこの症状が出たら、
- いったんVMをシャットダウンする
- VM設定を開いてセキュアブートを無効化する
- 問題がでるKB3000850をインストールする
という手順が必要なようです。
ただし、KB3000850は(このコメントをした人の環境では)「他の197個のアップデートをインストールしてリブートに成功した後」であればKB3000850のインストールとインストール後の再起動に失敗することはなかった、と読み取れます。