新年あけましておめでとうございます。
去年のIT予測は当たらないことも多かったのですが、今年も新年恒例としていきたいところで、IT予測などを。
※昨年に引き続き、ここに記載されていることはあくまでも私見です。内容について一切の保証・責任は発生しません。
そういえば去年の予測を振り返っていなかった。
去年PCメーカ再編などをちょっと思いついて書いていましたが、結局話題に上がっていた東芝はPC事業を売却・譲渡せず独自でやっていくことになりました。事業規模は縮小しているようですが、それにしてもDynabookブランドを含めて残っていくことになりましたね。
一方で合併先として有力だった富士通がLenovoとくっついてしまいました。態度がはっきりしなかった東芝を見切ってしまったように(個人的には)思います。
これで日本のPC老舗であるNECと富士通の二社が両方ともLenovoとくっついてしまった、という構図になります。PC-98で日本のPCを独占していたNECとその独占にFM-TOWNSで楔を打っていた富士通の二社がおなじようにLenovoと一緒にPC事業を継続させている…栄枯盛衰って言葉が頭に浮かんできました。
国産PCメーカにはもっと元気になってもらいたいものですね。
Windows Phoneについても書いていましたが、全くマイナーから抜け出すことなく今でもマイナーな存在です。VAIO Phone Bizがいい影響をもたらしてくれるかと思っていましたが、ビジネス用のデバイスはどんなにいい製品でもマイナーから抜け出す起爆剤になってくれるわけではありませんね。
AIやVRが伸びる
最初に気になるのはやっぱりAIやVRのような新技術ですね。AIはあまり詳しく知らないのですが。
昨年ポッと出てきた感がありますが、結構ホットな話題になっているように見えます。特にVRは伸びていきそうな技術ですね。プレイステーションVRも発売され、品薄が続いています。この辺のデバイスが行き渡ったところでその技術が伸びるかどうかが正念場となります。360度シアターなんてのも話題になりましたね。
こういうのってコンテンツが重要になってきますのでどんどんコンテンツが量産されて良質なコンテンツで世の中が満たされてくるといよいよVRは日常のものになってくるような感じがしてきます。
Googleストリートビューなんかがいまでもかなり便利に使えていますが、そのうち地図上に降り立ったようなVR体験ができるようになっちゃうかもしれませんね。近未来的だ。
スマートフォンはそろそろ頭打ち?…でもないか
ここまでかなりの勢いで性能強化がはかられてきたスマートフォンですが、もうそろそろ頭打ちになるような感じはします。ただSSDに代表される半導体記憶装置の進化はまだまだ途上のようにも見えますので、容量の増加を売りにして新商品を出してくるような気がします。
でもよく考えたら4K対応とかVR&ヘッドセットをもっと使いやすくしたようなスマートフォンなど、実装できそうでまだ今一つな技術はたくさんありますので、まだまだ高機能化の波は止まらないように見えます。そのうちPCと同じくらいのスペックをもっちゃったりして。
Windows界隈
Windows Vistaが延長サポートフェーズを完了しますね。
2017年4月11日で終了です。
だからってXPの時のような困る人が続出するような気配がないVistaではありますが、一定数は出荷されていますんで、対策をしなきゃいけない人は世の中に存在しているはずです。
でも、あまり話題にならないから対策に必要な情報や世の中の警告的なニュースが少なすぎて、Vistaを使っている人がそのままサポート終了後も使い続けていたりして…。
そういえばWindows Server 2016リリースされたんですよね。全く話題になっていませんが、Windows Server 2008(とR2)が2020年まで延長サポートフェーズがあるので、乗換需要がないところで2016があまり注目されていないのかなぁという感じもしています。
この記事あまりぱっとしませんなぁ
けっきょくあまりぱっとしませんけど、新技術としていくつか注目されている技術が、日常的に使われているデバイスに実装されていく、という動きが加速されていくという動きが2017年、というところで締めたいと思います。