treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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Windows10で省電力マネージャー、の方へ

今日は軽く総集編的な箸休め記事です。
Windows10で省電力マネージャー、というキーワードでご縁があって本ブログに来訪なさった方、どうもありがとうございます。

いままでこの手の記事でコメントを頂戴するときに三回に一回は"充電閾値が初期化される"という話でした。

まず結論から書いておきますね。
「Windows10なら公式対応のLenovoバッテリゲージ&Lenovo Settings」
ただし、バッテリ充電制御の幅は5%固定でしか指定できません。(充電量の上限指定しかできません。)

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もうちょっと詳しく記述していきます。

ざっくりとした情報

要望:Windows10で電源やバッテリを制御したい

選択肢は三つ

  • 省電力マネージャーをインストールする
  • Lenovoバッテリゲージ&Lenovo Settingsをインストールする
  • フリーソフトをインストールする(名前忘れた)

判断基準:
Windows10公式対応は「Lenovoバッテリゲージ&Lenovo Settingsをインストールする」の一択。
充電制御にこだわらなければどの方法でもOK。
省電力マネージャーに似通ったフリーソフトが(英語版なら)あるらしい、けど充電閾値設定が満充電に変更される、と言う動作は変わらない模様。

何が何でも省電力マネージャー、の場合

インストールは可能

blog.treedown.netWindows10省電力マネージャーには充電閾値が自動的に満充電するように変更される、という動作をする。

バッテリの充電閾値設定を目的に省電力マネージャーをインストールする、となるとWindows10では目的は達成できない。
⇒Windows10公式対応である「Lenovoバッテリゲージ&Lenovo Settingsをインストールする」(後述)で対処が必要。

その他の電源プロファイル適用や電源設定を集中管理する機能は利用可能
※「電源プロファイル=電源プラン」のことで、タイマー禁止(プレゼンテーション)や飛行機搭載モード、パワー源最適化、マックスバッテリーライフ、マックスパフォーマンス、などの電力消費設定をワンタッチで切り替える、という機能です。このほか「共通省電力設定」画面で全ての電源プランに対してノートPCの天板を閉じたときの動作を何もしない、に設定したり、電源ボタンやスリープボタンを押下した時の動作をスリープ/シャットダウン/ハイバネーションから選択し設定を反映することが可能、ということです。

試していませんが、電源スケジュールによるピークシフトの設定も可能なようです。

問題は充電閾値設定だけ、のようです。
このため省電力マネージャーをあくまでも使い続けるユーザの方は、レジストリ設定でバッテリの充電閾値設定を実施し、そのレジストリ設定を自動化することによって、Windows10が勝手に充電閾値設定を変更してしまう、という動きに抗うという作戦が一般的なようです。

blog.treedown.netレジストリ設定をタスクマネージャやスタートアップなどで自動化して常にその値をキープするようにバックグラウンドで設定する、ということですね。
なお、グループポリシーで設定する、という試みを実施しましたが、ポリシーがWindows Vista~Windows 7までにしか適用されないポリシーしか存在しておらず、グループポリシーで制御する、という試みは失敗でした。

blog.treedown.net

諦めるパターン:OSに任せる

諦めるパターンもよくあるパターンです。しかも諦めたからといって動作上問題があるかというとそれほどでもありません。
というのも、OSであるWindows10は標準的にバッテリの充電設定を制御するように作られている&バッテリ制御機能はUEFIのレベルでアレコレと制御が入る、というような話がMSDNの記事にあります。

blog.treedown.netさらにこの記事を踏まえて、バッテリ自身にも充電の自動制御が入っている、という情報もあります。(ソースは失念、ですが、メーカサイトで見た記憶があります。)

blog.treedown.net要するに今流通している新品純正バッテリなら、バッテリ自身が充放電をある程度の寿命で使えるように勝手に制御してくれる、という受け取り方もできます。

OSが勝手にやるのとバッテリ自身も勝手にやるから、人間はもうバッテリについてあれこれ気にしない、その気にする時間を別のことに費やした方がよっぽどステキなことじゃないか?というのも一つの考え方です。(笑)

次なるステージを

Windows10公式対応は「Lenovoバッテリゲージ&Lenovo Settingsをインストールする」の一択、ということです。
 リンク⇒「新しくなった?Lenovo バッテリーゲージを調べてみる - treedown’s Report
 リンク⇒「新しくなった?Lenovo Settingsで充電制御を試す - treedown’s Report
前提パッケージである二つのLenovoソフトウェアをインストールしておく必要があります。⇒参考:検証その2:充電制御のための検証 - treedown’s Report

前提パッケージさえインストールされていれば、「Lenovoバッテリゲージ&Lenovo Settings」はすぐインストールOKです。

いまここ、の段階です。

次点の切り分けとして、省電力マネージャーがインストールされていることによって勝手に満充電に切り替わってしまうのであれば、省電力マネージャーのアンインストールを要検討、ということになります。

(Battery lifeだけに)良い省電力ライフ(Lifestyle)を。
おあとがよろしいようで。