今日は久々にThinkPadの充電制御の話題です。
知らないうちにLenovo Settingsが機能向上をしていましたのでご報告します。
とあるコメントから
元々省電力マネージャがWindows10で使えなくなった、と言うところから話は始まりました。省電力マネージャの機能はバッテリ寿命を延ばすのに大きな役割を果たしてくれていました。しかしそれが使えなくなってしまい悲しいことに。
いろいろ試行錯誤の時期を経て、いろいろと記録しましたが、
結局はこれでした。
Windows10で充電制御したいならば、「Lenovo Settingsを使う」という結論です。無理やり感のあるCompatibility Administratorで省電力マネージャを許可してインストールを実行、という無理をしなくても
「ストアアプリであるLenovo Settingsをインストールするだけ」
という簡単な一ステップです。
しかし、当時ではバッテリ充電制御の幅は5%固定でしか指定できませんでした。このため充電量の上限指定しかできず下限を設定することができなかった、という点が一部のユーザにはいま一つな印象がありました。要するに80%で充電ストップ、充電開始は残量40%を切ったら充電し始める、みたいな幅を持たせた設定ができなかったんですね。
それがコメント欄で「できるようになったよ」という話を聞きまして、早速自身のWindows10環境を確かめてみることにしました。
画面を確認
さっそくスタートメニューからLenovo Settingsを起動してバッテリ設定画面に移動します。バッテリゲージをタスクバーにピン止めしているときにはそこから右クリックでもバッテリ設定にジャンプできます。
トップページ:
この画面から下へスクロールしていくとバッテリの充電制御を設定する箇所に到達できます。
バッテリ制御画面:
バッテリの充電閾値の設定と記載がある箇所、いままではここがスライドバーで充電の上限値しか指定できなかったのですが、知らぬ間に上限&下限の数値が個別にしていできるようになっていました。
デフォルト5%のチェックがついていますが、これを外して%指定してみます。
5%区切りで設定が可能になっていました。試しに55%下限としてみます。
この設定だと、バッテリの残量が55%を切ったところで充電が開始し、80%で充電がストップします。
Lenovo Settingsはコツコツと機能アップしてくれていました。これでWindows10化したレガシーThinkPadのバッテリを心配しなくても以前と同様に使えるようになっています。デグレが戻っただけじゃないか、とはいえ、うれしい限りです。