treedown’s Report

システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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新しくなった?Lenovo バッテリーゲージを調べてみる

今日は、以前にインストールして試したLenovoバッテリゲージについて、再びご報告します。
前回は結局充電閾値設定はできないよね、ということでじゃあ省電力マネージャーの一択なんじゃないか、という結論で完結していました。

前回の記事もよければどうぞ。

blog.treedown.net今回は進展があった(と思しき)Lenovoバッテリーゲージ(※これ以降はバッテリゲージと表記します。)を再び試してみます。

経緯

Windows10になってからというもの、バッテリが満充電される、というのはThinkPadユーザにとってはいままでの使い勝手と大きく異なる状況になっていました。何せ、充電閾値、といういままで自然に設定していた設定項目がWindows10には存在しない、という点が一番フラストレーションが溜まっていた、というもんです。
バッテリゲージ自体は以前の記事で試しました。このときはバージョン1.0.17.0だったのですが、充電閾値設定はできませんでした。

バージョンアップを経て、現行バージョンは1.0.45.0、リリース日は2016年5月24日、限定的ながら充電閾値設定は可能になったようです。
ちょっとやってみようかな、という気になりました。

そもそも前提条件であるパッケージは「検証その2:充電制御のための検証 - treedown’s Report」のタイミングで既にインストールされていまして、あとは目的のアプリを入れるばかり、と言う状態になっています。なので、気軽に試せる、というのも心的障壁が低かった、という側面もあります。

今回の環境

今回実施する環境です。いつも使っているWindows10環境に追加インストールをしてみます。

  • OS=Windows10 Pro
  • バージョン=10.0.10586 ビルド10586
  • 機種名:ThinkPad T420s(4170-CTO)

※前提パッケージはインストール済み

  • ThinkPad Settings Dependency
  • Lenovo System Interface Foundation

※追記:バッテリ閾値設定が必要な場合には、「ThinkPad Settings Dependency」が必要になります。
参考:Lenovo SettingsとThinkPad Settings Dependency - treedown’s Report

ダウンロード

今回ダウンロードはWindows10 64ビット版をダウンロードします。利用しているWindows10が64ビット版というのがその理由です。

Lenovo バッテリー ゲージ Windows 10 (64bit) - ノートブック - Lenovo Support (JP) | #1 PC Maker
(URL:https://support.lenovo.com/jp/ja/olddownloads/ds105165

図1:ダウンロードサイト

f:id:treedown:20160526123636p:plain

でも以前はWindows10(32ビット、64ビット)という具合にOSのビット数に依らず共通だったんですけどね。どうしたんでしょうか。探したんですが32ビット版がなかったです。
もしかして、以前の記事<仮説:省電力マネージャは32bitWindowsなら安定動作するかも - treedown’s Report>にあるように、32ビットWindowsなら省電力マネージャーは動作するから、64ビットWindowsだけ救済措置としてバッテリゲージをリリースした?などと邪推してしまいます。
まさかね。
とりあえずダウンロード。ダウンロードすれば「bg10ww45.exe」というファイルが用意されます。

恒例のReadme.txt

ちょっと読んでみます。
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WHAT THIS PACKAGE DOES(このパッケージがすること)
Lenovo Battery Gauge is a toolbar that allows the user to view battery charge level, and launch the Lenovo Settings universal app.
レノボバッテリーゲージは、ユーザーがバッテリーチャージレベルを見て、ユニバーサルアプリのLenovo Settingsを開始することが可能になるツールバーです。
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ふむふむ、で、他のところやバージョン情報を見てみましたが、どうやら充電制御はLenovo Settingsの役割であって、Lenovo Settingsに操作を引き継ぐための最低限のアプリでしかないようです。特にバッテリをどうこうするという記述は見当たりませんでした。なるほどね。表示専用アプリだというスタンスは変わっていないようです。
正直言ってここでバッテリゲージをインストールするかどうかは任意であって、入れなくてもWindowsアプリ(ユニバーサルアプリ)であるLenovo Settingsをインストールすれば充電閾値設定という目的は達成できそう、ということが分かりました。

少々やる気が削がれた感が出てきましたが、せっかく取り掛かった作業です、一通り全部やってみることにします。

ちょっと勘違いしていたこと

新しくなったのはLenovoバッテリゲージではなかった、ということで、訂正しますと、
「新しくなった?Lenovo Settings」
が正しいですね。
どういうことかといいますと、新しくなったことへの期待=充電閾値設定ができることへの期待、期待を持っていたアプリは=Lenovo Settings≠Lenovoバッテリゲージ、ということです。

インストール前にちょっと知っておいてほしいこと

つまりですね。Lenovoバッテリゲージをインストールする必要はありません。バッテリの状態を可視化するには別のアプリでもOKということです。ただしWindows10における充電閾値設定をするUIはLenovo Settingsにしかありません。つまり省電力マネージャーがインストールされていてもLenovo Settingsをインストールして充電閾値設定を実行してやれば事足りる、ということが考えられます。

次回でインストールを試してみて設定を確認してみるようにします。